2023年7月1日

【日立GTO消滅】西武鉄道新宿線の6000系6101F、制御装置と種別行先案内表示器が更新される

2023年6月30日、西武鉄道武蔵丘車両検修場に自走回送され入場していた玉川上水車両基地に所属する6000系6101Fが制御装置(GTO素子→SiC素子)と種別行先案内表示器(幕式→フルカラーLED式)の更新工事を受けて出場し、試運転を行いました。
▲最後まで残った就役当初からのオリジナル仕様がすべて消滅。6000系6101Fが武蔵丘車両検修場を出場し、6102Fと同様の更新工事を受けた。車内案内表示器はLED式のまま未更新と思われるが、同系列からGTO素子と幕式の種別行先案内表示器が消滅となっている。

今年度の事業計画では6000系については1編成の更新工事を発表していましたので、トップナンバーの6101Fが当該とみられていましたが、予定通り工事が完了したことになります。なおこの編成は出場直後に営業運転に復帰しています。池袋線から移動した6103F6108Fがすでに活躍していることや(制御装置更新などは池袋線在籍時に実施済み)、種別行先案内表示器と制御装置を更新した6102Fがいることが影響しているでしょうか。なお6101F6102Fでは前面部の種別行先案内表示器は別々のままとなっているほか(池袋線系統は一体化されている)、側面部は幕式時代の意匠を汲んでか、20000系と同様に日本語と英語の固定表示となっています。池袋線系統から移った6103F6108Fでは池袋線時代に更新されていることもあり、種別行先案内表示器の日本語と英語が交互表示となっています。