2023年7月4日、東日本旅客鉄道新潟車両センターに所属する特急『いなほ』向けのE653系1000番台新ニイU-102編成(クハE653-1002以下7両)が、秋田総合車両センターに入場するため自走回送されましたが、入場前の姿に注目が集まっています。
▲特急『いなほ』に充当されるE653系1000番台(写真は新ニイU-101編成)には前面部分に『いなほ』のマークがある。今回入場した新ニイU-102編成では『いなほ』のマークが撤去されていた。どこか別の車両センターへの転属の可能性はあるのだろうか。
特急『いなほ』には基本的にE653系1000番台が充当されることが多いですが、2022年3月のダイヤ改正で酒田～秋田間の1往復の臨時列車化および酒田発着列車の1往復に1100番台が充当されるようになり(そのため特急『しらゆき』も1往復分減便となった)、7編成(49両)が在籍する1000番台に余剰が発生しているものと思われます。入場時に外観では前面部の『いなほ』マークが外されていたことから、検査入場を兼ねて転属などの動きが注目されます。なおこの1000番台にはグリーン車のクロE652-1002(元クハE652-2)が連結されています。転属となるならば勝田車両センター(水カツ)に戻ることになるのでしょうか。
