2022年1月6日

【一部時間帯の列車削減中心】東京地下鉄が2022年3月12日実施のダイヤ改正の概要を発表

2021年12月10日に東京地下鉄が2022年3月12日実施のダイヤ改正の概要を発表しました。今回は主に日中時間帯での運転本数削減が中心になります。

【銀座線(G)】
銀座線では平日日中時間帯(10時~16時)と土曜休日の大半(8時~19時)で全区間、渋谷(G-01)行きと浅草(G-19)行きの毎時2本を減便し、1時間あたり20本から18本とするほか、平日ではさらに21時~23時に両方向毎時1本ずつが減便となります。

【丸ノ内線(M・Mb)】
丸ノ内線では平日日中時間帯(10時~16時)と土曜休日の日中時間帯と夕夜(10時~19時)で支線を含む全区間、池袋(M-25)~中野坂上(M-06)間では荻窪(M-01)行きと池袋行きの毎時2本を、中野坂上~荻窪間では荻窪行きと池袋行きの毎時1本、支線では方南町(Mb-03)行きと中野坂上・池袋行きの毎時2本をそれぞれ削減します。平日ではさらに21時~23時に両方向毎時1本ずつが減便となります。

【日比谷線(H)】
日比谷線では夕夜まで運転本数の削減や変更はありませんが、日中時間帯では直通先路線の東武鉄道伊勢崎線(スカイツリーライン)の行先終端が日光線南栗橋(TN-03)と東武動物公園(TS-30)から東武動物公園と北春日部(TS-28)に変更されます。これは東武動物公園~南栗橋・久喜(TI-02)間では半蔵門線からの直通列車(急行)が同区間での各駅停車の役割を果たすことから、毎時3本の運転に変更となるためです。平日は22時~23時の中目黒(H-01)方面と北千住(H-22)方面の毎時1本を削減するほか、有料座席指定列車である『THライナー』は最終1本(久2319←霞2202)の運転を取りやめたうえ、17時台に1本(久1819←霞1702)を設定することで本数を維持しつつも、帰宅時間が早まる利用者のニーズに合わせた設定となります。

【千代田線(C)】
千代田線では一部列車の発着時刻と行先変更があるほか、平日夜間の22時台の綾瀬(C-19)方面と代々木上原(C-01)方面の1本ずつを削減します。さらには夕夜に運転されている小田急電鉄ロマンスカー“MSE”60000形を使用する『メトロホームウェイ』の最終1本(0949レ・平日N23N73運用、厚2336←手2230)の運転を取りやめ、大手町(C-09)17時30分発の1本を設定することで、本数を維持しつつも、帰宅時間が早まる利用者のニーズに合わせた設定となります。

【有楽町線(Y)】
有楽町線では平日・土曜休日の日中時間帯(前者は10時~16時、後者は10時~17時)では新木場(Y-24)発の列車の毎時2本を池袋(Y-09)行き(池袋発着)とし、池袋~小竹向原(Y-06)間を毎時2本削減します。池袋から先の区間では副都心線もありますので、そちらを利用するのもいいでしょう。

東西線(T)・南北線(N)・半蔵門線(Z)では直通運転先路線、副都心線(F)では有楽町線でのダイヤ改正に合わせて、行先変更や時刻変更があります。本数変更はないものとみられます。このうち半蔵門線では日中時間帯の南栗橋発着と久喜発着が毎時3本ずつの設定となり、削減となる日比谷線直通の分を補填します。