2021年11月13日

【いよいよ置き換えに】東武鉄道新型車両スペーシア“N100系”を投入へ

2021年11月11日、東武鉄道が現行のスペーシアである100系の置き換えとして同系列の後継モデルとなる新型車両“N100系”を2023年から導入することが発表されました。特急列車では500系“Revaty”以来の導入となります。
▲2023年についに置き換えられることとなった100系スペーシア。日光詣(103F・106F)以外の編成は『粋』『雅』『サニーコーラルオレンジ』の塗装となっていた。現在はクラシック塗装への変更が進み、101Fとサニーコーラルオレンジの編成以外ではサニーコーラルオレンジをベースにした就役当初の塗装に変更され、『粋』塗装は消滅している。

N100系の製造は日立製作所笠戸事業所が担当し、6両固定編成を4本(予想はN101F・N102F・N103F・N104F)の24両を投入します。現行車両の100系よりは5編成少ないですが、その分は増備された500系“Revaty”で補う可能性があります。なお100系の一部は東日本旅客鉄道にも直通する編成であるため、同系列に連結されている個室(東日本旅客鉄道ではグリーン車指定席に該当する部分)もN100系に継承されるほか、100系にはないラウンジなど様々な座席が用意されるほか、カフェカウンターなども設けられます。車内販売が新型コロナウィルスの影響で売り上げが減少し、小田急電鉄ロマンスカーでは車内販売を2021年3月のダイヤ改正で、東武鉄道も8月31日に完全に廃止するまでは大手私鉄の有料特急列車では数少ない車内販売のある特急列車となっていました。なお愛称と内装などについては順次お知らせがあるとのことですので詳細を待ちましょう。

プレスリリース上にある実車のイメージは先頭車では東日本旅客鉄道E261系(宮オオ)に似たデザインですが、前照灯が中央部にあるほか、100系にはない電気連結器があるようです。故障時などに備えて500系との連結を想定しているのかな?