2021年11月27日

【永遠のお別れに】小田急電鉄1000形1051F(4両固定編成)のデハ1101・クハ1151が陸送される

2021年11月7日の特別団体専用列車で運用を終え、10日に廃車除籍処分となった小田急電鉄1000形1051F(4両固定編成)のクハ1051・デハ1001が25日に車体を分割され大野総合車両所から北館林荷扱所へ向けて陸送されました。
▲1000形4両固定編成トップナンバーの1051Fの下り方2両、デハ1101・クハ1151が大野総合車両所から旅立つ。車番やロゴマーク、前照灯が撤去されていた。

1000形1051Fの解体に伴う搬出陸送は廃車除籍処分が確定した1756Fや車番のみが隠されて休車中の1062Fよりも先となりました。クハ1151はスカート部分に穴があるクヤ31形連結対応の車両でしたね。1000形4両固定編成の非リニューアル車両はレーティッシュカラーの1058F・1061Fということで、動きが注目されます。6両固定編成はワイドドア車の1754Fを含む全編成でA運用専任となっていて、同形式ワイドドア車が消滅したあとの1251F・1253F・1254Fの今後が気になります。

最初の発表当時はワイドドア車6編成以外の全車両へのリニューアルを想定していたものの、5000形の導入で計画変更となり、1065Fのリニューアル以降は元1081Fの付随車以外の6両を皮切りに廃車除籍も進み、1000形のリニューアル更新工事は10両固定編成の1092Fで最後になるのでは…ともされています。いまや既存車両を改造して延命するよりも新製車両で置き換えることで予算を抑えられる時代ですから、複雑な気持ちにもなりますね。

【小田急電鉄1000形の在籍状況】
※2021年11月26日現在 合計130両/全体196両(リニューアル中を含む)
青色…リニューアル車、赤色…レーティッシュ(非リニューアル)、灰色…廃車予想
 緑色…リニューアル更新工事施工

*4両固定編成…9編成(36両、非リニューアル車両のレーティッシュ8両)
内訳…1057F1058F1061F1063F1064F1065F1066F1067F1069F

*6両固定編成…4編成(24両、ワイドドア6両)
内訳…1251F1253F1254F
1754F

*10両固定編成…7編成(70両、リニューアル60両、大規模改造30両)
内訳…1091F1092F1093F1094F1095F1096F1097F
※1095F以降は4両固定編成と6両固定編成を改造(1097Fは元1081Fの付随車も活用)。

*リニューアル更新工事中…10両
内訳…1092F

*休車中…4両
内訳…1062F

*廃車確定済…62両 ※搬出予定車両を含む、赤色…レーティッシュ
内訳
【編成単位で廃車】 合計54両
1051F(クハ1051・デハ1001・デハ1101・クハ1151)
1053F(クハ1053・デハ1003・デハ1103・クハ1153)
1054F(クハ1054・デハ1004・デハ1104・クハ1154)
1059F(クハ1059・デハ1009・デハ1109・クハ1159)
1060F(クハ1060・デハ1010・デハ1110・クハ1160)
1068F(クハ1068・デハ1018・デハ1118・クハ1168)
1751F(クハ1751・デハ1701・デハ1801・サハ1851・デハ1901・クハ1951)
1752F(クハ1752・デハ1702・デハ1802・サハ1852・デハ1901・クハ1952)
1753F(クハ1753・デハ1703・デハ1803・サハ1853・デハ1903・クハ1953)
1755F(クハ1755・デハ1705・デハ1805・サハ1855・デハ1905・クハ1955)
1756F(クハ1756・デハ1706・デハ1806・サハ1856・デハ1906・クハ1956)

【車両単体で廃車】 合計8両
元クハ1155(元1055F)・元クハ1255(元1255F)
元クハ1081・元デハ1031・元デハ1131・元デハ1331・元デハ1431・元クハ1481(元1081F)