2021年11月27日

【1701編成以来の除籍へ】京浜急行電鉄1500形1509編成がファインテック久里浜事業所に自走回送される

2021年11月25日、京浜急行電鉄本線・大師線などで活躍していた1500形1509編成(浦賀(KK-64)・三崎口(KK-72)寄りからデハ1509+デハ1510+デハ1511+デハ1512)が『モーニングウィング3号』充当予定の新1000形1800番台1891編成を同伴しファインテック久里浜事業所に回送されました。
▲1500形では5編成(20両)が鋼製車両であるが、そのうちの1509編成が26日のモーニング・ウィング3号に充当予定の新1000形1800番台転換クロスシート車を伴い、久里浜事業所に自走回送された。1509編成は廃車除籍になるものと思われる。
▲大師線川崎大師(KK-23)で並ぶ1500形鋼製車両(写真右がファインテック久里浜事業所に回送された1509編成)。京急本線の普通列車運用よりも大師線運用のイメージが強かった。

この編成は1985年に製造された1500形の普通鋼製車両であり、京急本線の普通列車のほか、大師線での往復運用がメインとなっていました。新1000形1800番台1893編成が総合車両製作所横浜事業所から新製出場したこともあり、1500形1509編成は廃車除籍処分になるものと思われます。1500形では最初の鋼製車両(20両)のみVVVFインバータ制御ではないことから、新1000形1800番台の転換クロスシート車で1500形を置き換える狙いがあるものと思われます。1500形の廃車除籍処分は脱線事故で廃車となった1701編成(8両固定編成)以来で約9年ぶりのこととなりますが、1500形普通鋼製車両の廃車は初めてのことではないでしょうか。