2021年11月4日

【池袋線の8両幕車消滅】西武鉄道2000系2063Fと2411Fが横瀬車両基地に廃車回送される

2021年11月2日、西武鉄道池袋線・狭山線系統で運用されていた2000系2063F(8両固定編成)と新宿線・拝島線系統で運用されていた2411F(2両固定編成)が連結されて横瀬車両基地に自走回送されました。廃車解体処分のためと思われます。
▲池袋線系統で唯一、種別行先案内表示器が幕式の2000系8両固定編成である2063Fがついに旅立った。新2000系の廃車除籍は三菱電機製GTO素子VVVFインバータ制御試験車両の2097F以来で約5年ぶりである。

2000系2063Fは池袋線系統で運用されていた8両固定編成で唯一種別行先案内表示器が幕式のまま残っていた編成であり、空調装置が交換されていたことから動向が注目されていました。2411Fは新宿線系統の2両固定編成であり、種別行先案内表示器がフルカラーLED式から幕式に戻されていたことから動向が注目されていました。いずれも40000系40157Fの新製投入による廃車解体処分のためと思われます。旧2000系の廃車は前回の2001F・2417F以来ですが、新2000系の廃車は飯能(SI-26)寄りから2両目・3両目にVVVFインバータ制御試験車となっていた2097F以来で約5年ぶりとなります。なお2両固定編成単独では西武秩父線の勾配を上がれなくなる可能性があるため、飯能から横瀬(SI-35)までは8両固定編成の2063Fが先頭に立つように組成されました。2063Fの廃車が2007Fの廃車よりも先になるとは思いもしませんでしたね。