2021年11月29日

【ドアエンジン変わった】東京都交通局10-300形10-650F(6次車10両固定編成)が営業運転に投入される

2021年11月28日の土曜休日31T運用より、総合車両製作所横浜事業所で製造された東京都交通局大島車両検修場所属の10-300形10-650F(6次車10両固定編成)が新宿線および直通先の京王電鉄本線(新線を含む)での営業運転を開始しました。
▲約4年ぶりに増備された10-300形の10-650Fは基本的に5次車に準じた仕様だが、車椅子やベビーカーなどが利用できるフリースペースの全車両設置や車内防犯カメラなど一部仕様が変更されている。またドアエンジンがスクリュー式からラック式に変更された。
▲10-300形8両固定編成は6次車の10両固定編成に置き換えられる。現在の8両固定編成には小さく『8 CARS』と書かれたステッカーが貼付されている。まだまだ使える車両だと思っていたが、結局は制御装置を更新せず廃車にするということなのだろうか。

基本ベースは同形式5次車に準じたものですが、異なる仕様としてはフリースペースの全車両設置、弱冷房車ステッカーの変更、旅客用扉が開いているときの誘導音の追加(音量は小さいが東武鉄道70000系列とほぼ同じ音程です)、ドアエンジンのスクリュー式からラック式への変更などが挙げられます。車内防犯カメラは車内LCD式旅客案内表示器の右側に搭載されているタイプではなく既存車の準備工事の時と同様に車内の天井に取り付けるタイプのもののようですね。このタイプが8編成導入されるということは、10-650Fがその6次車のトップですので、10-650F・10-660Fが登場していることを踏まえて、この先は10-670F・10-680F・10-690F・10-700F・10-710F・10-720Fが登場するものとみられます。