2019年7月26日未明、相模鉄道12000系12101Fがかしわ台車両センターを出庫し、かしわ台(SO-17)から新横浜線(羽沢横浜国大[SO-51])を経由して東日本旅客鉄道の区間に初めて入線し、武蔵小杉(JO-15)から横須賀線を走行して品川(JO-17)まで試運転で走行しました。
▲東日本旅客鉄道横須賀線の一部区間だけであるが、相模鉄道の車両が歴史上で初めて他の鉄道会社の路線に足を踏み入れ、大崎(JA-08, JS-17)方面ではなく、品川方面へ試験走行した。表示は『回送』だったが、新宿(JS-20)方面が不通となった場合に急遽品川発着に振り替える目的があるのだろう。
この試運転列車については12000系が湘南新宿ラインで運用されているE231系1000番台およびE233系3000番台と同じ経路を走行する関係で、大崎以北が人身事故などで不通となった場合に備えて、新宿発着ではなく品川発着に振り替えられるようにするための試験走行と思われます。相模鉄道の車両が他の鉄道会社および東日本旅客鉄道の区間に入線するのは今回が初めてとみられます。いずれは本来の経路である新宿方面への試運転も行いそうですね。今後実施されるだろうとは思いますが、東日本旅客鉄道側からもE233系7000番台が大崎以南~横須賀線および相模鉄道新横浜線・本線に入線し海老名(SO-18)まで試運転してくれたらおもしろそうですね。
深夜の品川に12000系の“YOKOHAMA NAVYBLUE”がやって来たということで、かなり違和感がありますね。新横浜線の開業を約4ヶ月後の11月30日に控えるなか、12000系が今後試運転の範囲を広げていきそうな気がします。