2019年7月6日

【遂に復活へ】東日本旅客鉄道E657系の増備で品川(JT-03)・上野(JJ-01)~仙台間の特急列車を設定へ

2019年7月5日、東日本旅客鉄道が復旧工事を進めている常磐線が全線で2020年3月から運転を再開することに合わせて、勝田車両センター(水カツ)に配置されているE657系を増備して(現在は17編成170両が在籍)、品川(JT-03)・東京(JT-01,JU-01)・上野(JU-02,JJ-01)~仙台間の直通で結ぶ特急列車を運転すると発表しました。
▲現行ダイヤでは品川・東京・上野~勝田・高萩・いわき間の特急『ときわ』『ひたち』で運用されているE657系。もともとは常磐線の特急列車を2分割する際にいわき以南をE657系、いわき以北をE653系で運用する計画だったが、東日本大震災の影響でそれが中止・変更となり、E653系が特急『いなほ』系統として新潟地区に転用された事情があり、E657系を使用した直通運転としたようだ。

これは2019年度末(2020年3月)に常磐線の富岡~浪江間が開通し、東北本線岩沼~仙台間を含めた常磐線全線で運転を再開することから、本来は上野~いわき間(E657系)・いわき~仙台間(E653系の予定だった)で分割する予定だった特急列車について、品川・東京・上野~仙台間をE657系による直通運転とするようです。なお東日本大震災前まではいわき始発仙台行きの『スーパーひたち1号』が設定されていたため、実現すれば念願の品川・東京・上野~仙台間による長距離特急列車が実現することになります。なお現在は自由席が設定されておらず、全席座席指定(つまり指定席特急券または座席未指定券が必要)となるため、運転ダイヤ(本数)や特急料金がどうなるかですね。