2024年3月1日

【ラストナンバー入場】東日本旅客鉄道E259系都クラNe022編成の入場で初代デザイン塗装が完全消滅へ

2024年2月29日、東日本旅客鉄道鎌倉車両センター所属のE259系で2009年の就役当初からの初代デザイン塗装で残っていた都クラNe022編成(クロE259-22以下6両)が、所属先から大宮総合車両センターに自走回送され入場しました。2代目塗装デザインへのリニューアルと“N'EX”ロゴマークの消去が実施されるものと思われ、初代デザイン塗装は消滅します。
▲2009年登場時からの塗装デザインの最後となったE259系都クラNe022編成。最後の初代塗装デザインであったため、かつて実際に運転されていた『マリンエクスプレス踊り子』の仕様が再現され、団体専用列車として走っていた。その編成がついに大宮総合車両センターに入場となり、デザイン変更と“N'EX”ロゴマークの消去が実施される見通しだ。
▲E259系の2代目塗装デザインに変更された編成のうち、一部編成は塗装変更とともに省略されているが、側面の戸袋部分にあった“N'EX”ロゴマークがなくなっている(写真は都クラNe015編成)。
▲見納めが近いE259系の“N'EX”のロゴマーク。デザイン変更を施した編成でも撤去が進んでいる。

E259系の2代目デザインは都クラNe005編成(クロE259-5以下6両)を皮切りに登場し、順次大宮総合車両センターに入場した編成から、2代目デザインへの変更が進みました。2024年3月のダイヤ改正から特急『しおさい』にも充当されるため、都クラNe007編成(クロE259-7以下6両)を皮切りに“N'EX”のロゴマークの撤去が始まりました。都クラNe017編成(クロE259-17以下6両)以降は出場時にそのロゴマークを省略した状態で出場しました。最後まで初代デザインで残った都クラNe022編成(クロE259-22以下6両)は旧東急車輛製造ではなく近畿車輛で製造され、同系列のラストナンバーとなっています。この編成の入場により初代デザインは登場から約15年で完全消滅となり、出場時には側面部の“N'EX”ロゴマークがない状態で出てくるものと思われます。

【E259系塗装変更状況】2024年2月29日現在
《入場中》
Ne021Ne022
《施工済》
Ne001Ne002Ne003Ne004Ne005Ne006Ne007Ne008Ne009Ne010Ne011Ne012Ne013Ne014Ne015Ne016Ne017Ne018Ne019Ne020