2024年3月23日

【4次車は意外に初】小田急電鉄3000形3654F(旧東急車輛製造4次車・8両固定編成)、主電動機が全密閉モーターに

2024年3月22日、小田急電鉄大野総合車両所に入場していた3000形3654F(旧東急車輛製造4次車・8両固定編成)が出場し、小田原線内で試運転を行いました。この編成は今回の入場で主電動機が登場当時のものから3652F3653F(いずれも日本車両製造3次車・8両固定編成)と同じ全密閉モーター仕様に変更されています。
▲3000形の旧東急車輛製造4次車では初めて主電動機が全密閉モーター仕様に変更された3654F。主電動機の全密閉モーター仕様への変更は昨年の3652F(日本車両製造3次車・8両固定編成)以来だが、4次車ではリニューアル更新工事施工前の3267F3268F(いずれも6両固定編成)には施工されていなかったため、今回の3654Fが4次車で初のケースとなる。

今回の入場で主電動機の全密閉モーター仕様への変更が行われ、加速時・減速時の音が変化しました。3000形8両固定編成の全密閉モーター仕様への変更は昨年12月の3652F以来で、この形式の旧東急車輛製造4次車では初めてのこととなります。これはリニューアル更新工事を施工される前の6両固定編成の3267F3268Fの主電動機が登場当時のままでした(その後のリニューアル更新工事でSiC素子に更新した)ので、今回の3654Fが4次車で初のケースとなったわけす。同編成は2024年3月23日の6815レ(土曜休日B17運用・厚0658←海0653)から営業運転に復帰しています。3000形8両固定編成で全密閉モーター仕様は3編成(24両)となり、残る5編成(3651F3655F3656F3657F3658F)の今後が注目されます。ちなみに8両固定編成は3次車から存在し、3653Fまでの3編成(24両)が3次車、3654Fから3657Fまでの4編成(32両)が4次車、3658Fが5次車となっています。