2024年3月9日は小田急電鉄小田原線を撮影しますが、今回はロマンスカー“EXE”・“EXEα”30000形の2編成を使用する特別団体専用列車『2つのEXEが競演!ロマンスカーEXE・EXEα 夢の追いかけっこリレー』のツアーのがっつりコース(海老名検車区での撮影会付き)に参加してきましたので、その様子を報告します。
まず私は伊勢原(OH36)から5000形5052Fの3000レ(土曜休日E66運用)と、5000形5060Fの1700レ(土曜休日E63運用)を乗り継ぎ、経堂(OH11)に向かいます。
経堂の留置線には4000形4053Fと8000形8063F+8263Fの姿があります。前者は土曜休日C14運用、後者は土曜休日E22運用の出庫前になります。
8000形8058F+8258F。3100レ(土曜休日E29運用)。経堂の通過線を快速急行が颯爽と通過。普段はこのような列車に乗ることが多く、経堂で降りる機会があまりなかったので逆によかったです。
東日本旅客鉄道E233系2000番台都マト10編成。2200レ(土曜休日13K運用)。
5000形5059F。3700レ(土曜休日E16運用)。早朝の撮影はここで一旦切り上げ。
改札口付近で受付を済ませ小田急トラベルの担当者の案内で移動しますが、がっつりコースは1番ホーム、ライトコースは3番ホームからの発車と明かされ、出発方向が別々と気づきました。これまでの追いかけっこリレーには撮影中心で済ませてきましたが(紅白リレーは両編成の走行シーンの撮影のみ、それ以外はスケジュール都合がなかなか合いませんでしたが)、乗車や撮影会を含めた参加は意外に初。今回は撮影会込みのがっつりコースを選択しました。ここからは私が実際に乗車し移動した経路など乗車した2編成を交えて順に紹介します。
私が指定された号車・座席は6号車の5C・5D席。今回は特別に1名2席分使用が可能でした。なおこの指定号車と座席は乗り換えた別のもう1編成でも同様となります。
まず経堂3番ホームに入ってきたのは30057F+30257F。予備編成の相当だったようです。ライトコースは乗り継ぎとなる駅までその編成になるようです。
経堂1番ホームに入ってきたのは30053F+30253F。私は途中の乗り継ぎ駅までこれに乗りました。昨日の運用から土曜休日N44N64運用の相当だったようです。ただし今回はこのツアーのために臨時回送されています。
経堂から30053F+30253Fに乗って緩行線を進むこと約10分弱、成城学園前(OH14)の1番ホームで一旦停車しますが、そのあと喜多見検車区に入っていきます。
喜多見検車区への線路を進むと、パンタグラフを下ろした状態で留置中の8000形8261Fの姿が確認できます。なお外観上の変化は見受けられず。本当に西武鉄道に譲渡されるのだろうか…。
喜多見検車区をさらに進み、30053F+30253Fは24番構内留置線に入りました。その際に29番構内留置線に3000形3095Fの姿が。このあと、30番構内留置線の1000形1093Fが土曜休日E62運用で出庫していきました。
喜多見検車区の21番・22番構内留置線には昨年12月10日に引退し休車状態で留置されているロマンスカー“VSE”50000形の姿が。また同形式と30053F+30253Fのあいだに東京地下鉄16000系16114Fが停車していたほか、車内はいったん電気を消灯し、座席の向きは変えずに進んだこともあり、この角度からしか撮れず。
成城学園前では今度は2番ホームに入り、複々線の急行線を走行します。成城学園前では2番ホームに入線する前、緩行線をライトコースの30057F+30257Fが通り過ぎたタイミングを見計らい、2番ホームに入ります。
すると喜多見(OH15)付近で追いつき、狛江(OH16)でついに並走に入ります。だから狛江でファンが殺到していたのか。ちなみに使用されない座席は逆方向を向いています。
和泉多摩川(OH17)で30057F+30257Fを30053F+30253Fが追い抜きますが、向ケ丘遊園(OH19)で1番ホームに入線。ということは…。
向ケ丘遊園で30053F+30253Fを30057F+30257Fが追い抜き。つまり私が乗っていた30053F+30253Fが喜多見検車区に向かって一時停車している間に、30057F+30257Fは一足先に新宿(OH01)に向かい、代々木上原(OH05)から緩行線を走行したものと思われます。
今度は新百合ヶ丘(OH23)で3番ホームに停車していた30057F+30257Fを今度は逆に30053F+30253Fが追い抜き。30053F+30253Fは先ほどの30057F+30257Fのほかに4000形4055Fの3509レ(土曜休日C22運用)も待避しています。そのため向ケ丘遊園から先行していた30057F+30257Fも双方を待避した形に。また町田(OH27)に差し掛かると、30053F+30253Fは下りホームドアが稼働した1番ホームに入線。すると、後を追ってきた30057F+30257Fが再び追い抜いていきました。
すると次のどこかの待避可能駅で編成を乗り換えるとのアナウンスが。つまりライトコースは30057F+30257Fから30053F+30253Fへ、がっつりコースは30053F+30253Fから30057F+30257Fへそれぞれ乗り継ぎとなるわけです。
乗り継ぎ駅となったのは相武台前(OH30)。急行すら停車しない駅ですが、まさかの駅での乗り継ぎに驚きつつ、30053F+30253Fにいったん別れを告げ、30057F+30257Fに乗ります。相武台前では3000形に被られてしまいましたが、5000形5055Fの『もころん号』が3120レ(土曜休日E21運用)で通過していきました。
相武台前から乗り継いだ30057F+30257Fが発車し、さらに下るかと思いきや、本厚木(OH34)では1番ホームに停車し、どう動くか注視していたところ、なんと引き上げ線に入っていきました。引き上げ線に乗ったまま入ったのは珍しいことです。ただし各駅停車の折り返しもあるので、長時間いたわけではありません。
そのあと4番ホームに入れ換えられました。発車標には3番ホームを『通過』とあり、ロマンスカー“GSE”70000形70052Fの0050レ(土曜休日N32運用)が通過していきました。なお奥に見える8000形は8257Fの1025レ(土曜休日A34運用)です。
海老名(OH32)に近づくと、海老名検車区の入出庫線を通り、なんと34番構内留置線に停車しました。海老名検車区からの光景は何度か見ていますが、車内からはめったになかったですね。停車中には車内チャイムを4種類流すイベントが行われました。最初は『スーパーはこね』でのみ聞ける車内チャイム、2番目は『スーパーはこね』以外の愛称列車で聞ける通常使用の車内チャイム、3番目は聞くことがあまりない車内チャイム、4番目は東日本旅客鉄道の特急列車と全く同じ車内チャイムとなりました。しかも空調を切ってくれたのでありがたかったです。ちゃんとデッキで録音させてもらいました。
ライトコースの30053F+30253Fが35番構内留置線に停車したタイミングでがっつりコースの30057F+30257Fが発車、秦野(OH39)までやってきました。秦野では1番ホームに到着。ということは…。
30057F+30257Fが1番ホームから上り方向に、30053F+30253Fが2番ホームから下り方向に向かいました。同時発車のようです。なおライトコースは新松田(OH41)で終了となるので、新松田到着後は引き上げ線経由で回送となったものと思われます。
乗った30057F+30257Fは海老名には3番ホームに停車し、ここでがっつりコースの乗車は終了となります。
30057F+30257Fは21番構内留置線経由で入換となります。すると…。
なんと2編成のみの未更新車が並ぶ!しかも10両同士。
ロマンスカー“EXE”30000形30055F+30255F。0059レ(土曜休日N43N63運用)。検査を通して運用復帰を果たしたこの編成が来てくれたのは嬉しかったなぁ。
このあとは海老名検車区で撮影会です。
まずは乗車した両者。左が経堂から相武台前まで乗車した30053F+30253F、右が相武台前から海老名まで乗車した30057F+30257Fです。
30053F+30253Fにはコンセントがありましたので、相武台前で降りるまで充電できました。ありがたかったなぁ。
30057F+30257Fは登場当初からの姿を保っていますが、リニューアル前の編成もすべてこの仕様でした。いまだに東芝製IGBT素子が聞けるのはありがたいなぁ。なお愛称表示器は撮影会終了まで『特別団体専用』のままでした。
今回はイベント開催前からいろいろ記録はとっていたため、写真はここまでとなります。このイベントを企画してくださった小田急電鉄・小田急トラベルの関係者の皆様に御礼申し上げます。