2024年3月6日

【EF81形の牽引で】東日本旅客鉄道205系1100番台都ナハT14編成・都ナハT18編成が郡山総合車両センターへ配給輸送される

2024年3月5日、東日本旅客鉄道鶴見線で活躍した205系1100番台都ナハT14編成(クハ205-1104+モハ205-173+クモハ204-1108)と都ナハT18編成(クハ205-1108+モハ205-152+クモハ204-1108)が疎開先の国府津車両センターから新潟車両センター所属のEF81形141号機に牽引され配給輸送されました。1編成3両と短いため郡山総合車両センターに配給輸送されているものと思われ、そこで廃車解体処分になるものとみられます。
▲E131系1000番台全8編成が営業運転に入ったことで、205系1100番台についに廃車車両が出ることに。最初に廃車解体処分となるのは都ナハT14編成都ナハT18編成で、3月2日に鎌倉車両センター中原支所で連結された状態の6両で都ナハT15編成都ナハT17編成とで連結された6両とともに展示されていた。
▲205系1100番台を2編成連結したときのイベントには都ナハT15編成都ナハT17編成を連結した6両も参加している。都ナハT17編成は最近まで鶴見線で運用されていた編成だ。

鶴見線の205系1100番台で2024年3月16日のダイヤ改正を前に廃車が出るのは初めてです。しかも3月2日のイベントで展示されてからわずか3日で廃車解体処分に向けて旅立ったことになります。この系列は鎌倉車両センター中原支所でE493系事業用電車と連結試験を行っていましたので、E493系がこれまでの電気機関車に代わって配給輸送の任務を行うのかが注目されていましたが、結局は双頭連結器を備える新潟車両センターのEF81形141号機の担当となりました。1編成あたり3両と短いため、205系500番台と同様に2編成ずつ(最後は1編成)の配給輸送となり、最初の2編成(6両)は郡山総合車両センターで廃車解体処分となるものと思われ、全9編成(27両)を輸送する場合、2編成ずつが4回、1編成単独が1回の配給輸送のなる計算ですが、最後の1編成は同じ区国府津車両センターに疎開留置中の南武線支線向けの205系1000番台2編成(4両)と配給輸送が一緒になる可能性もありますね。なおこれで残る205系1100番台は7編成(21両)となりました。

【205系1100番台在籍状況】※2024年3月5日現在
《在籍中》T11T12T13T15T16T17T19 《廃車済》T14T18