2024年3月28日に団体専用列車に充当された東日本旅客鉄道新幹線総合車両センター所属のE2系1000番台幹セシJ69編成の“Magical Dream Shinkansen”が新潟新幹線車両センターに自走回送されました。同編成はこのまま廃車除籍処分となる可能性が高いと思われます。
▲3月15日に定期営業運転を終了し、3月28日に臨時運用を含めたすべての運用を終了したE2系1000番台幹セシJ69編成がついに廃車除籍処分へ。同編成は2005年に登場し、2010年に増備されるまでラストナンバーであったほか、側面部の愛称行先案内表示器が最後の3色LED式の編成でもあった。
▲北陸新幹線・上越新幹線向けのE7系と並ぶ姿も過去のものに…。
2024年3月16日のダイヤ改正で新幹線ではE2系1000番台とE3系1000番台・2000番台との併結運転での運用を終了し、E5系とE8系の併結および、E5系とE3系2000番台との併結運転となっています(1000番台はE8系への置き換えで順次廃車)。このためE2系1000番台の運用はさらに縮小され、『やまびこ』『なすの』の単独運用に限られています。この幹セシJ69編成は2005年の新潟県中越沖地震で被災し脱線した200系の代替として登場し、約19年間にわたって運用されてきました。同編成の運用を公表したサイトで3月28日をもってすべての運用を終えたことを発表していますので、解体作業が行われるでしょうね。これで残るE7系は2010年以降に増備され、フルカラーLED式の愛称行先表示器と車内に電源コンセントを備える編成のみとなります。