2024年3月10日

本日の小田急電鉄小田原線撮影 ~2024.03.10 千代田線直通車両大集合SP~

2024年3月10日は小田急電鉄小田原線を撮影しますが、今回は小田急電鉄と東京地下鉄千代田線の相互直通運転開始から45周年を記念して海老名検車区で行われた『小田急線・千代田線相互直通運転開始記念45周年記念撮影会』の第1回に参加してきましたので、その様子を報告します。

まず私は伊勢原(OH36)から1000形1092F3002レ(土曜休日E35運用)に乗って移動し、海老名(OH32)に向かいます。1000形の展示は10両固定編成と聞いていますが…。

撮影会では2グループに分かれて正面からと別角度から撮影をした都合で、通勤形電車を最初に撮影し、そのあとロマンスカーという順になっている可能性がありますのでご容赦を。
改札口付近で受付を済ませ、小田急トラベルの担当者の案内で移動します。今回の展示車両は留置番線とともに以下の編成でした。
33番構内留置線…1000形1097F 表示は『準  急相 模 大 野(OH28)』
34番構内留置線…4000形4052F 表示は『通勤準急霞 ケ 関(C-08)』
35番構内留置線…東京地下鉄16000系16114F 表示は『急  行向ケ丘遊園(OH19)』
37番構内留置線…ロマンスカー“MSE”60000形60252F 表示は『ベイリゾート

私が個人的に想定外だったのは33番構内留置線の1000形1097Fです。運用の流れから当日の運用は土曜休日E11運用で海老名検車区に入庫は想定内でしたが、まさかの登場当初からの10両固定編成ではなく、元4両固定編成と元6両固定編成を改造、中間に入る先頭車の代替で元8両固定編成の中間付随車2両を転用し、リニューアル更新工事を施工した編成だったのです。なお実際に千代田線に直通していたことがあるのは下り方の5両だけ(元6両固定編成)であることに注意してください。
1000形1097Fは当初からの10両固定編成ではない大規模改造車ですが、土曜休日E11運用相当ということで、思わぬ形で展示車両に。なお千代田線からの準急相模大野行きは本数は少ないですが、平日に下り2本(4033レ(平日53S運用・16000系の運用)と4045レ(平日03K運用・東日本旅客鉄道E233系2000番台の運用)の設定があります。千代田線からの相模大野行きはほかにもあり、4000形の固定運用(C18運用)で平日は各駅停車、土曜休日では急行で設定されています。
16000系16114Fは普段からよくある表示です。ただし実際の平日03S運用は2215レのみ、土曜休日03S運用は2207レのみでこの列車番号と種別行先の組み合わせを見ることができます。なおこの『03S』は今月にちなんだものです。
また土曜休日C17運用出庫前相当になる4000形4052Fは今日の日付にちなんで『10E』となり、通勤準急ではありえない霞ケ関行きです。綾瀬(C-19)方面からの便で霞ケ関行きはよく見ますが…。ちなみに他路線に直通する列車は必ず『〇〇線直通』と文言が入るため、種別行先表示器にも『〇〇線直通』と種別行先の交互表示にならざるを得ないのです。
そのあと、前照灯LEDがさらに明るくなり、ハイビーム仕様に変更されました。なお前照灯LEDをハイビームのまま直視すると視力に大きく影響するので注意しましょう。
16000系と4000形は小田原線内だけでなく、千代田線内や東日本旅客鉄道常磐緩行線内でも出会うことがあります。かつては多摩線でも出会うことがありましたね。ダイヤが乱れたりした場合や車両運用を戻す都合があると代走運転することがたまにあります。
4000形と1000形は江ノ島線藤沢(OE13)~片瀬江ノ島(OE16)間を除く自社線内のほぼ全線で出会うことがあります。なお1097Fの種車は下り方5両が元1255Fなので、千代田線に直通していたことがありましたが(この時の相方は現在は箱根登山鉄道専任となっている1065Fであった)、2007年に登場した4052Fを含む1次車の7編成に直通運用が置き換えられることとなり、地下鉄直通運用撤退を経て、1097Fの一部に転用されました。
ここでようやく、ロマンスカー“MSE”60000形込みのショットが撮れました。9日の時点で就役15周年ヘッドマークが撤去されていた60252Fが展示され、この日に限りヘッドマークがこのあと復活となります。本来この形式は36番構内留置線に留置予定だったようですが、何らかの手違いがあったのか、37番構内留置線に留置となり、なぜか通勤形電車 with ロマンスカー“MSE”のようになっています。
展示車両となった60252Fは最初に登場した3編成のうちの1編成で、有楽町線へのホームドア設置前に実際に運転されていた『ベイリゾート』が表示されています。この列車は私は乗ったことがありません。本厚木(OH34)と千代田線・有楽町線の連絡線を経由し新木場(Y-24)とを1本で結び、東京ディズニーリゾート方面へのアクセス列車(新木場では東日本旅客鉄道京葉線に乗り継げるため)として注目されていましたが、同列車の新木場到着が当時の開園時間よりも後であったこと、復路の新木場出発が早いためにパークに夜まで滞在できないことなどがネックとなり、2012年に運転中止となり、事実上の廃止となりました。
するとロマンスカー“MSE”に就役15周年ヘッドマークが2日ぶりに復活。しかも絶対あり得ない『ベイリゾート』との組み合わせが見られました。嬉しかったなぁ。
すると4000形と1000形にヘッドマークを掲出することとなり、種別行先が変更となりました。ヘッドマークは千代田線の歴代車両が描かれており、9000形や06系も入っていますね。これは嬉しかったです。ただし25周年のヘッドマークの方は太陽が出ていたので影がかかっていますことをご了承ください。この時点で以下の種別行先となりました。
33番構内留置線…1000形1097F 表示は『準  急本 厚 木
34番構内留置線…4000形4052F 表示は『通勤準急我 孫 子(JL-30)』
35番構内留置線…東京地下鉄16000系16114F 表示は『急  行  柏  (JL-28)』
37番構内留置線…ロマンスカー“MSE”60000形60252F 表示は『メトロはこね
千代田線直通で活躍する(していた)電車とロマンスカーが並ぶ光景は圧巻ですが、強いて言うならば、ロマンスカー“MSE”60000形60252Fはせめて36番構内留置線に置いておいてほしかったなぁと改めて思いました。最後にお土産をいただきました。

撮影は以上です。写真は厳選したものでご容赦ください。今回このようなイベントを開催してくださった小田急電鉄および小田急トラベルの関係者の皆様に感謝申し上げます。