2018年10月19日

【動向注意】東京地下鉄02系02-148Fが中野検車区から陸送される

2018年10月17日未明、東京地下鉄丸ノ内線向けで中野検車区所属の02系02-148F(荻窪[M-01]寄りからクハ02-148+モハ02-248+サハ02-348+モハ02-448+モハ02‐548+クハ02-648の6両)が中野検車区から陸送されていたことが分かりました。今後の動きが注目されます。

▲所属先の中野検車区から陸送されていた02系02-148F。02系で初めての廃車に伴う動きが出たものと思われる。なお中野検車区には日本車両製造豊川製作所を新製出場した新型車両2000系2101Fが登場しており、動向が注目されている。

丸ノ内線では支線向けを除く02系6両53編成(318両)をすべて置き換えるため、新型車両2000系を02系と同数の6両53編成(318両)投入することが発表され、中野検車区にはすでにトップナンバーの2101Fが登場しています。詳細は不明ですが、陸送された02系02-148Fの動向が注目されます。今回の02-148Fの動きは廃車のための陸送とみられているようですが、2000系の営業運転開始が2019年2月と約4ヶ月も先のことです。ちなみに銀座線の01系では1000系の運用開始から約1年後に最初の編成(01-131F)が廃車となり、日比谷線の03系では13000系の運用開始の1ヶ月以上前に最初の編成(03-114F)が廃車となっています。とはいえども、この時期で02系02-148Fの廃車が事実ならば、いくらなんでも早すぎな気がしますね・・・。

なお02系02-148Fは1994年度に7次車として落成(02-153Fまで)、新製当初から行先案内表示器にはLED式を採用し、制御装置は日立製作所製のIGBT素子VVVFインバータ制御となっています。02系のうち1次車の02-101Fから5次車の02-119Fまでの6両19編成(114両)は行先案内表示器のLED化や制御装置の東芝製IGBT素子VVVFインバータ制御(PMSM)への変更などのB修繕工事を受けており、廃車はまだ先となる可能性があります。