2018年10月20日と21日に、東日本旅客鉄道で185系0番台・200番台(宮オオ)による臨時快速列車が1往復ずつ運転され、宮オオC7編成が臨時快速『おさんぽ川越号』(京葉線新習志野[JE-12]~川越線川越間:武蔵野線経由)に、宮オオB6編成(クハ185-212以下6両)が臨時快速『川越まつり号』(横須賀線大船[JO-09]~川越線川越間、湘南新宿ライン経由)にそれぞれ使用されました。
▲臨時快速『川越まつり号』に充当された185系200番台宮オオB6編成。愛称表示器は『ホリデー快速鎌倉』のときと同じ『臨時快速』を表示した。
▲臨時快速『おさんぽ川越号』に充当された185系0番台宮オオC7編成。愛称表示器は『臨 時』のみであった。
これは両日にユネスコ無形文化遺産に登録された『川越まつり』の開催に伴うもので、処遇が注目されている185系0番台4両編成と200番台6両編成の2編成が大宮(JS-26)から川越線方面に転線する形で川越線に入線したことが特筆できます。宮オオB6編成は『臨時快速』、宮オオC7編成は『臨 時』を表示して運転されました。このほか、651系0番台水カツK103編成(クハ651-3以下7両)が臨時快速『ぶらり川越号』(常磐線日立~川越線川越間:武蔵野線経由)に使用されました。
▲臨時快速『ぶらり川越号』に充当された651系0番台水カツK103編成。愛称表示器は無表示であった。同編成は勝田車両センターに残る0番台唯一の7両編成である。
いずれの車両も今後の動向が注目されており、185系0番台・200番台では老朽化により200番台の廃車が進行し、0番台もE257系0番台(長モト)の転入で目が離せなくなっていること、651系0番台水カツK103編成も0番台唯一の7両編成で、同編成とともに臨時快速列車などに使用されていた水カツK105編成(クハ651-5以下7両)が廃車となったことや、現在在籍している新潟車両センター(新ニイ)からE653系1000番台1編成が国鉄特急色となって常磐線での臨時運用に2019年春から充当されることが水戸支社からすでに発表されているため、651系0番台水カツK103編成から目が離せなくなっている可能性があるのです。185系、651系0番台の動向には注意が必要です。