2018年10月19日

【復活劇】東日本旅客鉄道E653系1編成が塗装変更のうえで常磐線で復活

2018年10月19日、東日本旅客鉄道白新線・羽越本線の特急『いなほ』(新潟~秋田間)で活躍するE653系1000番台(新ニイ)のうち1編成が国鉄特急色に塗装を変更し、常磐線の臨時列車で復活することが発表されました。同系列は1997年から2013年まですべて0番台として全編成が勝田車両センターに配置されていました。
▲(イメージ)新潟車両センターに配置されているE653系1000番台(新ニイ)。

▲(イメージ)新潟車両センターに転属する前のE653系0番台(水カツ)。スカートの形状は0番台のときと異なるが、常磐線に約5年ぶりにE653系が復活することになる。

E653系1000番台は特急『フレッシュひたち』として活躍していた0番台に、主に特急『いなほ』向けで積雪エリアの日本海側を走行することを考慮して耐雪構造が追加され、1号車をグリーン車に改造(クハE652形0番台→クロE652形1000番台に変更)し、2014年から老朽化が進んでいた新潟車両センター所属の485系に代わって運用を開始した系列です。今回はそのうちの1編成を国鉄特急色に変更し、2019年春から臨時列車で運用に入り、常磐線に帰ってくることになります。またE653系1000番台に塗装のバリエーションが増えたことになります。

今回常磐線に戻ってくるE653系が新潟車両センター所属のままとなるのか、勝田車両センターに転属(実質は復帰)となるのか不明ですが、国鉄特急色のE653系はなかなか興味深いかもしれません。