2018年10月25日

【就役10周年】小田急電鉄ロマンスカー『MSE』60000形による『メトロあさぎり』運転へ

2018年10月23日、小田急電鉄と株式会社小田急トラベルが東京地下鉄、東海旅客鉄道と協力し、12月2日に千代田線綾瀬(C-19)~御殿場線御殿場(CB10)間でロマンスカー『MSE』60000形6両編成を使用して『メトロあさぎり』を限定運転することが発表されました。

▲2008年3月15日のダイヤ改正時より営業運転を開始し、今年でなんと就役10周年を迎えていたロマンスカー『MSE』60000形を使用して『メトロあさぎり』が運転されることになった。『あさぎり』の愛称自体は2018年3月のダイヤ改正で『ふじさん』に変更されるまで約半世紀(50年間)にわたり使用されていたため、懐かしの愛称が約9ヶ月ぶりに復活することに。
▲2018年3月のダイヤ改正前日まで見られた懐かしの『あさぎり』表示。充当車両のロマンスカー『MSE』60000形には任意愛称表示機能があるため、定期列車でさえあり得ない『メトロあさぎり』を表示させようと思えば可能である。運転日当日の表示に注目したい。

これは2008年3月15日に営業運転を開始したロマンスカー『MSE』60000形が今年で就役10周年を迎えたことを記念し、2012年3月のダイヤ改正時から小田原線新宿(OH01)~御殿場線御殿場間を結ぶ当時の『あさぎり』→現在の『ふじさん』に使用されている同形式を使用し、小田急トラベルによるツアー向けの「ありがとう10周年 小田急ロマンスカー『メトロあさぎり号MSE(60000形)』の旅」の開催に伴って運転するものです。本来の同形式の定期列車であれば千代田線内では最遠でも北千住(C-18)を発着する『メトロはこね』などがメインですが、今回の『メトロあさぎり』では北千住の一つ隣で通常は回送列車のみで通行する綾瀬で同形式が初めて客扱いを行って発車し、代々木上原(OH05, C-01)で1回目の乗務員交代を行い、そこから小田原線内を走行し、御殿場線との連絡線を通り、松田(CB04)で2回目の乗務員交代を行って御殿場に到着する行程となっており、東京地下鉄千代田線・小田急電鉄小田原線・東海旅客鉄道御殿場線の3社の直通運転を行います。なお今回はツアー向けの『メトロあさぎり』であるため、途中停車駅はないため(ただし前述した運転停車駅を除く)、御殿場まで下車はできませんのでご注意ください。

【運転ダイヤ】
殿1418←(松0000)←(代0000)←綾1203
※駅名は綾・・・綾瀬、代・・・代々木上原、松・・・松田、殿・・・御殿場
※(  )内の駅は乗務員交代に伴う運転停車のみ実施

就役10周年を迎えたロマンスカー『MSE』60000形の全編成(6両5編成[30両]、4両3編成[12両]:合計42両)の全客室内に就役10周年のロゴマークを掲出して12月1日から2019年2月28日までの約3ヶ月間運転されることとなっています。流線形先頭車にヘッドマークの形で掲出ではないようなのでとても残念ですが、就役10周年ロゴマークは乗車機会を作って撮ってみようと思っています。詳細は以下を参照にしてください。

URL(小田急電鉄)・・・https://www.odakyu.jp/news/o5oaa1000001dd4v-att/o5oaa1000001dd52.pdf
URL(小田急トラベル)・・・https://www.odakyu-travel.co.jp/special/oer/mse10.html