2018年10月1日

【史上初】台風24号接近で東日本旅客鉄道が初の『計画運休』に

2018年9月30日、東日本旅客鉄道が非常に強い勢力の台風24号の接近に伴い、首都圏(関東圏)を発着する全路線(山手線、京浜東北線、中央線、京葉線、東海道線など)について、20時(一部の路線は18時)をもって列車の運転を見合わせると発表しました。東日本旅客鉄道が初めて『計画運休』を決定した史上初の事例です。
▲京葉線では新木場(JE-05)から海沿いを走行することもあり、武蔵野線直通を含めて18時以降は運転を順次見合わせた。
▲東海道線・宇都宮線・高崎線では18時以降に両路線の相互直通運転を中止、東海道線は東京(JT-01)発着、宇都宮線・高崎線は上野(JU-02)発着となり、20時以降は順次運転を見合わせた。

このため首都圏各線では『計画運休』の対応により終電時間が通常よりも4時間以上早まり、大手私鉄各線でも21時以降の運転を見合わせるなどの対応がとられました。なお西日本旅客鉄道では前回の台風21号が接近したとき以来で2回目の『計画運休』がとられましたが、東日本旅客鉄道や関東の大手私鉄各社では初めての対応と思われます。ちなみに小田急電鉄では夕方以降の特急ロマンスカーや東京地下鉄千代田線との直通運転を取り止め、21時以降の運転を見合わせました。今後の台風接近時にはこのような『計画運休』も予想されるため、なるべく不要不急の外出は避けるべきでしょう。