2018年9月30日

【最新情報】リニューアル更新工事中の小田急電鉄1000形1093Fが一部姿を現す

2018年9月29日現在、大野総合車両所の880番構内留置線にリニューアル更新工事中の1000形1093F(10両固定編成)のうち、新宿(OH01)寄りの2両(クハ1093[10号車]とデハ1043[9号車])が帯無しかつスカートが交換されていない状態で留置されている様子が確認できました。
▲前回施工の1000形1067F(4両固定編成)に続きリニューアル更新工事を受けている1093F(10両固定編成)。このうち上り方2両のクハ1093(写真)+デハ1043(写真右端)が姿を現した。今年度分のリニューアル更新工事は1067Fと1093Fの合計14両が当該となった。
▲2018年度のリニューアル更新工事の対象に含まれた1000形1067F。車内LCD式旅客案内表示器を2画面化(『小田急TV』対応化)した3000形3272Fと連結して運用されている。

今回の1093Fのリニューアル更新工事内容は基本的に新製当初からの10両固定編成で初めてのリニューアル車である1091Fと同じと思われ、車掌スイッチは先にリニューアルされた10両固定編成(1091F・1095F・1096F)と同じく間接制御式に変更、両先頭車(クハ1093[10号車]・クハ1493[1号車])と一部中間車(サハ1193[7号車]・サハ1293[6号車])には車椅子スペース兼ベビーカースペースを設置した(写真のクハ1093ではすでに確認済み)以外は1067Fと同じ内容ではないかと思われます。優先席ステッカー付近には『ヘルプマーク』のステッカーも追加されるようです。この写真を撮影した当時はロイヤルブルー帯が撤去されたまま(つまりインペリアルブルー帯化されていない状態)で、スカートは大形化されていませんでした。また中間車のデハ1043の台車は新品でしたが、クハ1093の台車が従来のままでしたので、リニューアル更新工事がすべて終了したあとに重要部検査を施工するものと思われます。今回2両以外の姿は確認できませんでしたが、サハ1193とサハ1293とクハ1493には車椅子スペース兼ベビーカースペースが設置されているものと思われます。

【1000形リニューアル車の状況】 ※2018年9月30日現在
2014年度:1057F1066F 4両2編成
※1000形で最初にリニューアル更新工事を受けた編成は1066Fである
2015年度:1063F 4両1編成
このあと元1256Fと元1056Fの1095Fへの大規模改造が始動
2016年度:1095F(元1056F+元1256F)1096F(元1052F+元1252F) 10両2編成

※1095Fの車種は元1056F+元1256F、1096Fの車種は元1052F+元1252Fである
2017年度:1064F1091F 4両1編成、10両1編成

※新製当初から10両固定編成となった編成では1091Fが初めての施工
2018年度:1067F1093FNEW!! 4両1編成、10両1編成