2018年9月16日

東海旅客鉄道浜松工場で『新幹線なるほど発見デー』開催

2018年9月16日、静岡県浜松市中区の東海旅客鉄道浜松工場にて『新幹線なるほど発見デー』が開催され、2019年春ころにデビューする『N700S』確認試験車(N700系9000番台J0編成)が初めて展示されるなど注目を集めました。

▲『N700S』のトップとして落成したN700系9000番台幹トウJ0編成。現段階で確認試験車両のためN700系2000番台幹トウX0編成と同じく営業列車での使用は想定していない。

▲運転台見学に使用された700系0番台幹オサC46編成。同編成は引退が迫る。

▲今年初めて設定された東京発浜松工場行き臨時直通新幹線(往路:9497A列車)に使用された『N700A』ことN700系1000番台幹トウG27編成。同編成はそのあと運転台撮影などに使用され、浜松工場発東京行き臨時直通新幹線(復路:9498A列車)には『N700A』ことN700系1000番台幹トウG26編成が使用された。

▲『ドクターイエロー』でお馴染みの923形0番台幹トウT4編成。先頭車では撮影会のほか、車内見学などが実施され、午前・午後の分の整理券が早々と定員に達する(配布終了となる)など人気が殺到した。

▲廃車置き場にぽつんと置かれた700系0番台幹オサC56編成の9号車(グリーン車)である『719-55』。8月中旬に廃車回送され、側面の種別行先方向幕や側面窓、座席などは取り外されており、近く解体処分となる。

今年は例年7月の2日開催から9月の1日のみ開催に変更となり、さらに923形0番台幹トウT4編成『ドクターイエロー』の車内見学(整理券が必要)、700系0番台幹オサC46編成と『N700A』(N700系1000番台)幹トウG26編成・幹トウG27編成を使用した写真撮影会および運転台見学(幹トウG27編成は一部休憩用車両に解放)が行われたほか、検査入場中と思われるN700系2000番台幹トウX19編成・幹トウX20編成の姿も確認できました。今年は初めて東京・品川・新横浜~浜松工場間を直行で結ぶ新幹線が設定され、往路はN700系1000番台幹トウG27編成、復路はN700系1000番台幹トウG26編成がそれぞれ使用されました。今年の来場者数は昨年よりも7,000人多い33,000人となりました。私はこのイベントに行ってきたのですが、来場者がものすごく多く、長い行列に並んで入ったため、昼前の入場となり、見学や整理券の確保でかなりドタバタしました。しかも復路の直通新幹線を予約していたため、満足に回ることはできませんでした。また浜松市の最高気温が30度を超えたため、工場内の自動販売機では炭酸系を含めた飲料(ペットボトル・缶類)が続々と売り切れ、売れ残っているのがブラックの缶コーヒーのみという最悪の状況であったりと、今までの浜松工場でのイベントに行った中では最悪だったという個人的な感想を持ちました。今後も『新幹線なるほど発見デー』に行くときは事前に宿泊するなど、相当な金をかけてでも対策する必要があるのかもしれません。私にとってはいい教訓になりました。

今回このようなイベントを開催して下さった東海旅客鉄道に感謝申し上げるとともに、1日のみの開催で来場者を分散できなかったのか、整理券配布時の条件を変更する(午前の分は△△時午後の分は〇〇時◇◇分から並ぶように指定する)など、大混雑を緩和するような秘策を練るべきだと考えております。