2018年9月11日、東日本旅客鉄道185系200番台宮オオB4編成(クハ185-207以下6両)が所属先の大宮総合車両センターに近い東大宮操車場から武蔵野線・中央本線・篠ノ井線経由で長野総合車両センターまで自走回送されました。同編成は廃車解体になるものと思われます。
▲185系200番台宮オオB3編成(クハ185-205以下6両)に続いて、宮オオB4編成が後を追うように帰らぬ旅へ。宮オオB4編成はD-ATCを搭載しているため、『はまかいじ』にも充当されていたが、同編成は宮オオB7編成または宮オオC7編成(いずれも4両編成)と組んで臨時列車や東京(JT-01)~大垣(CA77)間を結ぶ臨時快速『ムーンライトながら』に充当されていた。
▲今後の動きには気をつけたい185系200番台宮オオB5編成(クハ185-210以下6両)。同系列では最後のD-ATCを搭載する編成であり、土曜休日を中心に運転される特急『はまかいじ』を中心に充当されているが、同列車もE257系500番台(千マリ)に変更されるのだろうか。
今回廃車となった宮オオB4編成は元々7両編成で4号車にサロ185-207が連結されていましたが、同車両のみが廃車となって6両編成に組成されてからは修学旅行向け団体専用列車や臨時快速列車のほか、先頭車にD-ATCを搭載するため、横浜(JK-12)~松本間を横浜線・中央本線経由で運転する特急『はまかいじ』1往復(往路:9086M列車→9061M列車、復路:9064M列車→9083M列車)や、4両編成の宮オオB7編成または宮オオC7編成と組んで東京~大垣間を結ぶ臨時快速『ムーンライトながら』にも充当されていました。宮オオB4編成の廃車により、6両編成に組成された同系列では2編成目の編成単位での廃車となります。これで残る現役の185系は0番台・200番台を合わせて10両6編成(A1・A3・A5~A8)、7両3編成(OM04・OM08・OM09)、6両3編成(OM03・B5・B6)、5両6編成(C1~C6)、4両2編成(B7・C7)の合計137両/227両の在籍となりました。
【185系0番台・200番台在籍状況】 ※2018年9月12日現在
全体=137両
《0番台》 在籍数=94両
[10両編成]A1・A3・A5・A6・A7・A8
[5両編成]C1・C2・C3・C4・C5・C6
[4両編成]C7
《200番台》 在籍数=43両
[7両編成]OM04・OM08・OM09
[6両編成]OM03・B5・B6
[4両編成]B7
★廃車済みの車両★
全体=90両
※単体で廃車となったサハ185-7(C7)・サロ185形200番台(OM03・B2~B7)は車両数のみに含む
《0番台》 車両数=21両
[10両編成]A2・A4
《200番台》 車両数=69両
[8両編成]B2
[7両編成]OM01・OM02・OM05・OM06・OM07・B1
[6両編成]B3・B4
※宮オオB2編成はサロ185-204を抜き、宮オオB7編成の電動車1ユニット2両(ハイフン以下231)を連結して8両編成を組成、廃車となった。
※宮オオOM07編成は宮オオOM06編成からサロ185-211と電動車1ユニット2両(ハイフン以下221)を連結してA編成と同じ10両編成を組成、上野東京ライン関連の試運転に使用され、それ以降は営業列車に使用されることなく廃車となった。