2018年10月10日より、東海旅客鉄道が2020年度(2020年4月~2021年3月)での営業運転投入を予定しているN700系シリーズの最新型『N700S』(確認試験車のJ0編成)について、16両編成から半分の8両編成に変更(短縮)して走行試験を実施すると発表しました。
▲2018年9月16日の浜松工場一般公開(『新幹線なるほど発見デー』)で展示された『N700S』(N700系9000番台)のJ0編成。東海旅客鉄道に所属する16両固定編成であるが、8両編成に短縮して走行試験を行う。
これは『N700S』が「標準車両」と呼ばれる、様々な編成両数に組成することが可能な特徴があり、今回はそれを16両固定編成から半分の8両編成に短縮して約2ヶ月間にわたって基本性能試験が実施されます。なおそれ以前の2018年3月20日から8月末にかけては走行時の基本性能試験、9月11日・12日にはバッテリー自走システムの基本性能試験が実施されていました。8両編成での走行試験は基本性能試験にあたりますが、2019年3月頃から再び16両固定編成となって長期性能試験および同年5月からはバッテリー自走システムの走行試験を行う予定となっています。今後はこれらの結果をもとに営業運転向けに登場させる『N700S』(J1編成~)に反映するのかもしれませんね。