2018年10月25日

【転用改造】東日本旅客鉄道E231系0番台八ミツB27編成が青森改造センターに入場

2018年10月24日、東日本旅客鉄道E231系0番台八ミツB27編成(クハE231-27以下10両)が所属先の三鷹車両センターから豊田車両センター(八トタ)へと回送され、豊田車両センターからそのまま青森改造センターまで配給輸送されました。

▲新天地の武蔵野線向けに転用されるものと思われるE231系0番台元八ミツB27編成。同系列で中央・総武線向けに転用されている500番台の6扉車両(サハE230形500番台)の廃車解体および新製付随車両(サハE231形600番台・サハE231形4600番台[のちサハE235形4600番台])の配給輸送に使用されていた編成であった。

この編成は2010年1月から2011年8月まで山手線向けE231系500番台(東トウ)の中間付随車の配給輸送および新製4扉車の信越本線内試運転に使用されていました。これはE231系500番台の7号車・10号車に連結されていた6扉車(サハE230形500番台)の合計104両をすべて新製4扉車(サハE231形600番台・サハE231形4600番台[のちサハE235形4600番台])に置き換えるときに、一度に2編成分の付随車(6扉車・新製4扉車が4両ずつ)を双頭連結器を備えたEF64形1000番台(おもに1030号機・1031号機・1032号機)で牽引しますが、付随車両単独での配給輸送ができないため、『TIOS』を搭載する同系列0番台の八ミツB27編成の先頭車(クハE231-27・クハE230-26)と電動車(モハE231-53+モハE230-53・モハE231-54+モハE230-54)の6両を事業用車扱いとして使用されました(このとき東京総合車両センターに転属となり、付随車は同センター内で留置された)。

この編成は元八ミツB28編成と同様に制御装置の更新工事を行ったうえで武蔵野線(・京葉線)に転用され、京葉車両センター配置になるものと思われます。E231系0番台(八ミツ)の動きとしては元八ミツB16編成・元八ミツB17編成は4両編成となっていずれも3000番台の宮ハエ45編成・宮ハエ46編成として川越車両センター(宮ハエ)に配置されたため、今後の0番台は武蔵野線転用となる編成と転用改造で余った電動車を6扉車を含む付随車に代わって連結し中央・総武線に残留する編成が出る動きとなりそうですね。