2018年10月30日

【着席機会増加】東日本旅客鉄道中央線特急のE353系に新たな着席サービスを導入へ

2018年10月30日、東日本旅客鉄道が2019年春に首都圏と中央本線主要駅を結ぶ特急『あずさ』・『かいじ』の全定期列車(ただし臨時列車など一部列車を除く)を松本車両センター所属のE353系に統一することを発表し、併せて同系列の充当列車で新たな着席サービスを導入することが発表されました。
▲中央本線の特急『あずさ』(『スーパーあずさ』)・『かいじ』にも常磐線の特急『ひたち』・『ときわ』と同じ着席サービスを導入することが発表された。中央本線の特急では普通車指定席・グリーン車指定席のほかに普通車自由席が設定されているが、着席サービスの導入で普通車自由席の設定がなくなり、指定席特急券またはそれと同額の座席未指定券を購入する必要がある。

今回の着席サービスが導入されるのはE353系が充当される特急『あずさ』(『スーパーあずさ』)・『かいじ』の全普通車であり、松本寄りから4両目の9号車グリーン車(サロE353形0番台)には導入されません。なおE353系の普通車には新製当初から座席ランプ(緑が指定席販売済みの区間、黄がまもなく指定席発売済みの区間に入る[つまり指定席券を持った乗客がやってくる]、赤が空席を意味するランプ)が設置されています。2019年春以降にE353系の普通車に乗車する際には通常の普通車指定席特急料金を支払って『指定席特急券』を購入するか、乗車日・乗車区間を指定し列車・座席を指定しない『座席未指定券』を購入する必要があります。

座席未指定券を購入した場合は座席上部の座席ランプを確認し、赤色のランプが点灯した座席に着席ができます。ただし途中でランプが黄に変わるので、黄になった場合は指定席券を持った乗客に席を譲る準備をしたほうがいいでしょう。基本的には勝田車両センターのE657系で運用される常磐線の特急『ひたち』・『ときわ』と同じ手法です。

料金や注意事項などの詳細はこちら:http://www.jreast.co.jp/press/2018/20181019.pdf