2018年10月13日より土曜休日に限り、東京地下鉄千代田線の6000系6102F・6130Fの引退記念に伴う特別運転が綾瀬(C-19)~霞ヶ関(C-08)間の1往復で開始され、両編成とも引退記念のヘッドマークが掲出されました。ただしデザインは6102F・6130Fで微妙に異なるものとなっています。
▲千代田線の6000系6102F・6130Fに引退記念としてデザインの異なるヘッドマークが運転台側に掲出されたほか、一部貫通扉のメトロマークが営団地下鉄のマークのものに戻されている。
▲千代田線の支線以外で初めて可視性の高いホームドアが設置された代々木公園(C-02)では6000系の定期運用が終了した翌日の10月6日からホームドアの本格運用を開始した。このため霞ヶ関以西に6000系が乗り入れることはない(写真は7月5日に撮影)。
特別運転の初日となる13日には6130F、2日目の鉄道の日の14日には6102Fがそれぞれ充当されました。ヘッドマークのデザインは6102F・6130Fで旅客用扉の窓の形状が中窓・大窓と異なっているため、6102F・6130Fそれぞれのものが用意され、両編成とも運転台側に掲出されました。さらに貫通扉のメトロマーク(Mのマーク)が営団地下鉄時代のマーク(Sのマーク)が復活しています。千代田線では支線以外で初めて代々木公園に可視性の高いホームドアが7月ころに設置され(すでに確認済みであった)、同系列の定期営業運転が終了した10月6日から本格稼働が開始されました。そのため特別運転はホームドアが設置されていない区間の綾瀬~霞ヶ関間のみとなっています。なお列車番号は通常の設定がない『60S』となっており、以下のダイヤで運転されています。
【東京地下鉄6000系特別運転ダイヤ】
※駅名表記について※
北・・・北綾瀬(C-20)、綾・・・綾瀬、千・・・北千住(C-18)、西・・・西日暮里(C-16)、茶・・・新御茶ノ水(C-12)、手・・・大手町(C-11)、日・・・日比谷(C-09)、霞・・・霞ヶ関
綾瀬検車区出庫(回A1360S列車:北→綾)
A1360S列車(往路):綾1329→千1333→西1339→茶1347→手1349→日1353→霞1355
B1460S列車(復路):綾1442←千1439←西1432←茶1424←手1422←日1419←霞1416
綾瀬検車区入庫(回B1460S列車:北←綾)
▲10月13日の団体専用列車をもって引退した209系1000番台東マト82編成。一足先に運用を離脱して大宮総合車両センターに入場している元東マト81編成は帯がオレンジに変更されており、豊田車両センターに転属となるようだ。
一方で6000系と同じレアな存在であった東日本旅客鉄道209系1000番台が10月13日に団体専用列車として松戸(JL-22)~取手(JL-32)間で運転され、ラストランを飾りました。また一足先に運用を離脱し大宮総合車両センターに入場していた元東マト81編成は帯が中央快速線(E233系0番台)と同じオレンジに変更されており、正式に豊田車両センターへ転属するものとみられます。いずれは東マト82編成も転属のために入場するかもしれませんね。