2021年4月2日

【帰らぬ旅へ】東日本旅客鉄道185系200番台宮オオOM09編成が長野総合車両センターへ配給輸送される

2021年3月31日から4月1日にかけて、東日本旅客鉄道185系0番台宮オオOM09編成(クハ185-215以下7両)が所属先から武蔵野線経由で長野総合車両センターへ配給輸送されました。全車両が廃車解体処分になるものと思われます。
▲185系200番台宮オオOM09編成がEF64形1032号機に導かれ帰らぬ地へ旅立つ。前回分の0番台宮オオA3編成の配給輸送列車のトラブルを考慮して日時を跨ぐように時間を変更して運転された。
▲185系200番台では最後まで“EXPRESS 185”塗装となっていたのが宮オオOM09編成であった。同編成は3月13日の営業運転に充当されており、200番台のグリーン車組み込みでの編成単位での廃車は宮オオB1編成以来である。

宮オオOM09編成は185系200番台で最後まで残っていた“EXPRESS 185”塗装の編成であり2021年3月12日の定期営業運転最終日に営業運転に充当されていました。なお前回配給輸送された0番台宮オオA3編成を狙う鉄道ファンによるトラブルがあったことを考慮して、それを回避するために時間を変更して運転され、日を跨ぐ形になりました。これで残る185系は10両5編成(A1・A5~A8)、7両2編成(OM04・OM08)、6両3編成(OM03・B5・B6)、5両6編成(C1~C6)、4両2編成(B7・C7)の合計120両/227両の在籍となりました。しかし長野総合車両センターには宮オオOM03編成が疎開で入場したままですので、こちらもいずれは解体になることを見越してこのまま過ごすものと思われます(宮オオOM03編成が解体されると在籍両数は114両になるか)。

今後185系の配給輸送が深夜から日を跨ぐ形になると、宮オオA3編成のときのトラブルが頭をよぎりますね。運用終了までに記録をしっかりとったので悔いはありませんが、廃車車両が長野総合車両センターに無事に到着するまで、安心して見届けられるようにしてほしいものです。

【185系0番台・200番台在籍状況】 ※2021年4月1日現在
全体=120両
《0番台》 在籍数=84両
[10両編成]A1・A5・A6・A7・A8
[5両編成]C1・C2・C3・C4・C5・C6
[4両編成]C7
《200番台》 在籍数=36両
[7両編成]OM04・OM08
[6両編成]OM03・B5・B6
[4両編成]B7
★廃車済みの車両★
全体=107両
※単体で廃車のサハ185-7(C7)・サロ185形200番台(OM03・B2~B7)は車両数に含む
《0番台》 車両数=31両
[10両編成]A2・A3・A4
《200番台》 車両数=70両
[8両編成]B2
[7両編成]OM01・OM02・OM05・OM06・OM07・OM09・B1
[6両編成]B3・B4
※宮オオB2編成はサロ185-204を抜き、宮オオB7編成の電動車1ユニット2両(ハイフン以下231)を連結して8両編成を組成し臨時列車で運用ののち廃車。
※宮オオOM07編成は宮オオOM06編成からサロ185-211と電動車1ユニット2両(ハイフン以下221)を連結しA編成と同じ10両編成を組成、上野東京ライン関連の試運転に使用後廃車。