2021年4月7日、東日本旅客鉄道E217系横クラY-43編成(クハE217-43以下11両)が所属先の鎌倉車両センターから南武線経由でEF64形1032号機に牽引され長野総合車両センターへ配給輸送されました。全車両が廃車解体処分になるものと思われます。
▲長野へ旅立つE217系横クラY-43編成。なぜか最後尾の前面幕が同系列で運転されていた成田空港(成田第1ターミナル)(JO-37)行きの愛称である『エアポート成田』だった。
▲確実に数を増やしているE235系1000番台。横クラJ-10編成の登場で在籍両数は100両を突破した。横クラF-08編成・横クラJ-08編成以降は11号車・増1号車の電気連結器の設置を省略している。
同編成の廃車除籍でE217系全体で9編成目、基本編成では横クラY-49編成以来で4編成目の廃車となります。E235系1000番台の営業運転投入と前後してに一足早く運用を離れて疎開回送されていた編成であり、このときはドアステッカーが撤去されていなかったため運用復帰の可能性に含みを持たせていました。なお最後尾のクハE216-2064の前面幕は『回送』ではなく2018年3月のダイヤ改正で消滅した成田空港(成田第1ターミナル)行きの愛称である『エアポート成田』を表示していました。E217系の在籍数は11両47編成(517両)と4両42編成(168両)の合計685両となりました。置き換え車両のE235系1000番台も横クラJ-10編成(クハE235-1110以下4両)の登場で在籍両数は100両を突破しました。
【E217系の在籍状況】※2021年4月8日現在
基本編成(11両)…47編成(−1) 付属編成(4両)…42編成(±0)
廃車除籍(11両)… 4編成(+1) 廃車除籍(4両)… 4編成(±0)
【E235系1000番台の在籍状況】※2021年4月8日現在
基本編成(11両)… 9編成(±0) 付属編成(4両)…10編成(+1)