2021年4月28日、東日本旅客鉄道幕張車両センター所属の209系2000・2100番台千マリC612編成(クハ209-2112以下6両)とモハ209-2121+モハ208-2121・モハ209-2127+モハ208-2127の合計10両がEF64形1030号機に牽引され、長野総合車両センターまで配給輸送されました。すべて廃車解体処分に伴うものと思われます。
▲209系2000・2100番台千マリC612編成(写真)と余剰中間車の10両が帰らぬ旅へ。6両固定編成の廃車は千マリC618編成に続き2編成目である。
▲209系2000・2100番台の一部を置き換えたE131系。房総エリアの南半分と鹿島線はこの系列で運転されている。ただし鹿島線以外は朝夜の一部に209系の直通列車が残っている。
このうち千マリC612編成は2020年5月に外房線を走行中に男児の置き石による脱線事故に巻き込まれた当該編成であることが判明しました。なおこの編成の中間に差し込まれたモハ209-2121+モハ208-2121は元千マリC611編成(クハ209-2111以下6両、現在の千マリC444編成)の余剰車、モハ209-2127+モハ208-2127は元千マリC614編成(クハ209-2114以下6両、現在の千マリC446編成)の余剰車で、トイレを設置していないハイフン以下奇数番号のユニットです。これらの廃車で209系2000・2100番台の廃車は20両となり、まだ編成組み替えによる余剰車が4両残っており、これが廃車となることは確実なので、その車両だけを配給輸送すればE131系0番台・80番台の合計導入数と同じ両数(24両)が廃車ということになりそうです。