2021年4月21日

【速報・10両固定編成7本目】小田急電鉄1000形1097F(元1055F+元1255F)が営業運転に入る

2021年4月21日より、小田急電鉄1000形の元1055F(4両固定編成)と元1255F(6両固定編成)を改造種車とし両者の中間に入る先頭車2両を元1081Fの付随車に置き換えた1097F(10両固定編成)が6202レ(成0455→宿0518・平日E71運用)より営業運転に入りました。
▲1000形1097Fの種車である元1055Fと元1255F(写真)。なお連続する中間付随車のみ種車は元1081Fである。現在は大野総合車両所に1092Fがリニューアル更新工事のため入場しているが、ホームドア対応のバーコードが貼付されている1062Fの動きが読めない。
▲4両固定編成と6両固定編成を大規模改造した1000形リニューアル車の10両固定編成は2016年度の1096F(元1052F+元1255F)以来、約4年ぶりであるが、中間に入る先頭車を付随車に置き換えるケースは初めてであった。

同形式の10両固定編成は入場中の1092Fを含めて7編成目で、既存車両を大規模改造しての誕生は3編成目となりました。10両固定編成への改造に伴い、元1081Fの6両、元クハ1155と元クハ1255の合計8両の廃車が発生しました。この日の運用は終日小田原線内各駅停車の運用となります。このまま順当にいくと経堂(OH11)4番ホームで留置となるため、翌日は6200レ(経0454→宿0511・平日E72運用)からとなり、2日連続での各駅停車運用となりそうです。なお10両編成のE運用は44あり(E11~E42・E61~E72)、運用数は変わりませんが、その代わり8両編成のB運用は17(B11~B27)となっています。現存する3000形8両固定編成8編成と2000形9編成で17本に対し17運用ですから、車両不足の場合基本的に1000形リニューアル車4両固定編成を2本繋げて運用されることになりそうです(1000形でリニューアルされていない編成はレーティッシュを除くと1051Fと1062Fのみで、実現不可ではないが可能性は低いため)。現に3656Fがインペリアルブルー帯への変更で運用を離脱している事情もありますので、運用復帰までは1000形リニューアル車4両+4両を見ることができそうです。