2021年4月7日、西武鉄道新宿線・拝島線で運用されている種別行先案内表示器が幕式タイプの2000系2007F(8両固定編成)が本川越(SS-29)発西武球場前(SI-41)行きの臨時各駅停車に充当され、池袋線・狭山線に入線し、狭山線で運用されました。
▲普段は新宿線・拝島線でしか見られない旧タイプの2000系が野球臨で珍しく池袋線・狭山線に入線、狭山線内往復運用に充当された。しかも種別行先案内表示器が幕式で残る2007F(写真手前8両)というのも興味深い。
これは4月6日から8日にかけて開催されたプロ野球、パ・リーグの埼玉西武ライオンズと東北楽天ゴールデンイーグルスの試合が行われたことによるもので、狭山線では多摩湖線から撤退した3扉車4両編成の新101系が使用されていますが、このときは両チームの野球ファンの輸送を兼ねており、新宿線本川越から設定された臨時直通列車に4扉車8両編成の旧タイプの2000系2007Fが使用されたために旧タイプの2000系の狭山線運用が実現したわけです。旧タイプの2000系の8両固定編成で残っているのは2001F・2003F・2007Fの3編成で、2003Fと2007Fが狭山線を走行したことがあるようですね。