2021年4月4日

【ロイヤルブルー帯撤去で】小田急電鉄3000形3656F(旧東急車輛製造4次車)、インペリアルブルー帯に変更へ

2021年4月1日より小田急電鉄大野総合車両所88番構内留置線に留置されている3000形8両固定編成の3656F(旧東急車輛製造4次車)ですが、2日には同編成のロイヤルブルー帯が撤去されている状態となっています。この編成は3654F(旧東急車輛製造4次車)に続きインペリアルブルーに変更されるものと思われます
▲3000形3656Fがロイヤルブルー帯を撤去された状態で大野総合車両所に留置されている。インペリアルブルー帯に変更されることは確実だ。インペリアルブルー帯への変更は8両固定編成では昨年11月に施工された3654F以来のことである。4次車以前の純粋な8両固定編成でもインペリアルブルー帯への変更は進みそうだ。
▲3000形3656Fはすでに車内LCD式旅客案内表示器が2画面化されているが、前回の3654Fではそれの2画面化工事が見送られたため、3000形でインペリアルブルー帯および車内LCD式旅客案内表示器が2画面の組み合わせは元3661F(現3085F)以来のことである。

3000形の前面部・側面部の帯色がインペリアルブルーとなるのは8両固定編成の3654F以来です。現存する純粋な8両固定編成では2編成目となります。この3656Fでは車内LCD式旅客案内表示器の2画面化(『小田急TV』対応化)工事は2018年12月までに施工されているため、帯変更にとどまりそうです。同形式ではインペリアルブルー帯の編成がロイヤルブルー帯の編成を逆転しており、ロイヤルブルー帯の編成が徐々に減ってきているのを実感するところですね。しかしながらいまだに3次車・8次車・9次車の全車両でインペリアルブルー帯の編成がいないのが驚きですね。

またこれとは別の話題になりますが、4月2日には川崎重工業兵庫工場で製造され輸送された5000形5056Fの性能確認試運転が実施され、近いうちに営業運転に入るものと思われます。8000形の廃車除籍は3編成で一旦終了しているため、5056Fの投入で置き換えとなる1000形(4両固定編成の未更新、ワイドドア車)の動向が注目されることになります。1092F(10両固定編成)がリニューアル更新工事に向けて入場しましたから…。

【3000形ロイヤルブルー帯 在籍状況】 ※2021年4月2日現在
合計…164両
6両固定編成…11編成(66両)
8両固定編成…6編成(48両)
10両固定編成…5編成(50両)
《1次車》該当なし
《2次車》該当なし
《3次車》3263F3266F3651F3653F
《4次車》3268F3655F3657F
《5次車》3269F3272F3658F
《6次車》3273F
《7次車》3277F
《8次車》3091F3095F(1号車~3号車・8号車~10号車)
《9次車》3091F3095F(4号車~7号車)
《10次車》該当なし

【3000形インペリアルブルー帯 在籍状況】 ※2021年4月2日現在
合計…176両 ※施工中の3656Fを含む
6両固定編成…15編成(90両)
8両固定編成…2編成(16両)
10両固定編成…7編成(70両)
《1次車》3251F3254F
《2次車》3255F3262F
《3次車》該当なし
《4次車》3267F3654F3656F
《5次車》3087F(1号車・4号車~10号車)
《6次車》3275F3083F3086F(1号車・4号車~10号車)
《7次車》3276F3081F3082F(1号車・4号車~10号車)
《8次車》該当なし
《9次車》該当なし
《10次車》3081F3087F
(2号車・3号車)

※注意※
●3081Fの中間増備車以降は9次車から一部仕様変更があるため10次車と表記します。
●3081F~3087Fの2号車・3号車以外は8両固定編成時代の製造先で分類しています。