2021年4月7日、小田急電鉄5000形5051Fが1288レ(小2157→宿2327・平日E30運用)に充当されていたとき秦野(OH39)~東海大学前(OH38)間で踏切事故に巻き込まれ、一時運用を離脱しました。このため10両編成が不足し、予備のある8両編成が代走する事態となっています。
▲4月7日の踏切事故に巻き込まれた5000形5051F。大きく損傷したわけではなかったが大野総合車両所に緊急入場した。
▲10両編成で終日にわたって各駅停車の運用となっているのは平日E34運用・平日E62運用・平日E63運用・平日E71運用・平日E72運用である。ただし平日E37運用はほとんどが各駅停車だが再出庫運用は急行である。
▲海老名検車区入出庫を考慮して平日E62運用が予備のある8両編成で代走となり、8日は踏切事故当日の運用が平日B27運用だった2000形2052F(写真)、9日は踏切事故当日の運用が平日B26運用だった2000形2058Fがそれぞれ充当された。順当に運用が流れたか。
5000形5051Fが大野総合車両所に緊急で入場したことや、1000形10両固定編成では唯一の未更新編成だった1092Fのリニューアル更新工事施工のための入場が重なっているためか、10両編成が不足する事態が発生し、予備のある8両編成が急遽10両編成のE運用を代走することとなりました。この代走運転が実現したのは8両編成の運用に終日海老名検車区で留置となる平日B11運用が設定されているのもありますが、このほかに8両編成のB運用が2020年3月改正時の18(そのあとに一部B運用がE運用に変更されている)から2021年3月改正時で17に減り(ただし実際は一部B運用をE運用に置き換えたこともあってダイヤ改正前よりも運用は増えている)、何らかの作業のために運用を離脱していた3000形3655F(旧東急車輛製造4次車)とインペリアルブルー帯へ変更されている3000形3656F(旧東急車輛製造4次車)が使用できなかったものの、1000形リニューアル車同士の8両編成を組んだことで対応できたことも大きいと思います。8日の平日E62運用(6514レ~6687レ)には2000形2052F、9日の平日E62運用には2000形2058Fがそれぞれ充当されました(ただし後者は途中で5000形5053Fに車両交換されました)。