2021年4月7日

【西側区間は久しぶり?】東日本旅客鉄道215系横コツNL-3編成、疎開で湯河原(JT-20)電留線へ

2021年4月5日、東日本旅客鉄道215系横コツNL-3編成(クモハ215-3以下10両)が東海道線湯河原(JT-20)へ疎開回送されました。215系が小田原(JT-16)以西の東海道線に入線するのは久しぶりのことです。
▲215系では初めて湯河原の電留線に疎開された横コツNL-3編成。かつては東海道線の快速アクティーにも使用されていたことから、小田原以西の入線は久々のことだ。

215系は2021年3月13日のダイヤ改正をもって定期営業運転を終了しており、『ホリデー快速ビューやまなし』での運用もないことから、今後の動きが注目されます。湯河原の電留線には4月4日までE217系横クラY-14編成+横クラY-121編成が疎開留置されていました。なお215系はかつて東海道線快速アクティーに充当されたこともあり、小田原以西の区間、熱海(JT-21)まで入線するのは久しぶりのことですが、非常に珍しいことです。ただそれ以外の215系の疎開はあまり確認されていないため、所属先の国府津車両センターでの留置が続いているものと思われます。団体専用列車に使用すること自体は不可能ではないように思えますが、豊田車両センター常駐のE257系500番台(千マリNB-10編成・千マリNB-11編成・千マリNB-12編成)で十分な場合がありますし、波動輸送仕様にリニューアル改造中のE257系5000番台(元0番台長モトM-105編成が種車)が登場することを考えると、1992年の登場から約30年になる215系の廃車は免れないでしょうね。