2021年4月16日より、西武鉄道南入曽車両基地に所属する10000系10105F(レッドアロークラシック)のクハ10105・サハ10405・クハ10705にラストラン記念ロゴマークを掲出して運転していますが、4月29日の定期営業運転終了後の5月に臨時特急列車として運転されることが発表されました。この編成は池袋線での定期営業運転終了後に新宿線で活躍しています。
▲2011年11月からレッドアロークラシック塗装となり、長きにわたって愛された10000系10105F。新宿線『小江戸』での定期営業運転終了後の5月に池袋線・新宿線でも臨時特急として運転されることに。同編成の雄姿を見ることができる最後の機会になるかも。▲2020年3月まで小手指車両基地に所属していた10000系10111Fと10105F。同系列はこの10105Fの引退で5編成となり、唯一のVVVFインバータ制御車の10112Fにも注意したい。
▲新宿線の『小江戸』で営業運転している10000系10105F。臨時特急で国分寺線や拝島線にも入線したことがある。臨時特急では池袋線・新宿線のほかに狭山線のみでも運用されるのだから、わずか2区間でも特急料金300円払って乗りたい人もいるだろう。
この編成を使用して運転される臨時特急列車は下記の通りです。乗車の際にはすべて特急券を必要とするほか(※特急券を持たずに乗車するとさらに追加料金がかかります)、新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から発売される座席の数が限られます。また臨時特急列車では停車駅も異なりますのでご注意願います。5月の狭山線での臨時特急列車はGWとも重なるため、多くの人出が予想されています。最後の雄姿を収めたい気持ちは十二分に理解できますが、なるべく感染対策を徹底のうえで密を避けられるような状況にしていただきたいと思います。なお西武球場前(SI-41)では狭山線内のみ運転の臨時特急列車の特急券を持っている人への撮影タイムも設けられるようで、乗車と撮影の両方が楽しめます。西所沢(SI-18)では特急券の確認を行うため、臨時特急列車の発着は1番ホームとなりますのでご注意願います。また池袋線・新宿線でも10105Fを使用した臨時特急列車が運転されますが、新宿線では本川越(SS-29)の発車ホームが特急専用の2番ホームでない以外は通常の『小江戸』と変わりませんね。ただ池袋線では『ちちぶ』運用時に停車していた所沢・入間市・横瀬を通過することも興味深いですね。特に池袋線と新宿線が唯一交わる所沢も通過としたところがミソです。
【狭山線臨時特急列車】
運転日程…5月1日・2日
途中停車駅…なし ※狭山線の途中駅は下山口(SI-40)のみ
注意…西所沢ではすべて1番ホームから発車、ホームへの階段で特急券の確認あり
注意…愛称案内表示器は『臨時』表示です
球0902←西0857 臨時91号
<撮影会実施 11時10分まで>
球0000→西0000 回送列車
球1129←西1124 臨時93号
<撮影会実施 13時40分まで>
球0000→西0000 回送列車
球1401←西1355 臨時95号
<撮影会実施 16時10分まで>
【池袋線臨時特急列車】
運転日程…5月15日・16日
途中停車駅…飯能(SI-26)
注意…池袋(SI-01)では特急専用でなはく7番ホーム、飯能では特急専用5番ホームから発車
注意…西武秩父(SI-36)では特急専用1番ホームではなく2番ホームから発車
注意…『ちちぶ』が停車する所沢(SI-17,SS-22)・入間市(SI-23)・横瀬(SI-35)は通過
注意…愛称案内表示器は『ちちぶ』ではなく『臨時』表示です
秩1114←飯1026←池0939 臨時91号
秩1504→飯1552→池1639 臨時92号
【新宿線臨時特急列車】
運転日程…5月29日
途中停車駅…高田馬場(SS-02)・東村山(SS-21)・所沢・狭山市(SS-26)
注意…本川越では特急専用2番ホームではなく1番ホームから発車
注意…愛称案内表示器は『小江戸』です
川1044←宿0942 小江戸91号
川1445→宿1542 小江戸92号