2021年4月23日

【中間車を挟み込み】東日本旅客鉄道209系2000・2100番台千マリC618編成と中間電動車4両の10両が配給輸送される

2021年4月22日、東日本旅客鉄道209系2000・2100番台千マリC618編成(クハ209-2118以下6両)とモハ209-2109+モハ208-2109・モハ209-2131+モハ208-2131の合計10両が長岡車両センターのEF64形1031号機に牽引され、所属先の幕張車両センターから長野総合車両センターへ配給輸送されました。この区分番台では初の廃車解体処分と思われます。
▲就役から約12年、房総エリアの主力車両の209系2000・2100番台についに廃車が出た。このうち千マリC618編成は当時の209系0番台宮ウラ59編成から転用改造され2013年3月に出場しているため、廃車となれば約8年での撤退となる。配給輸送時の組成が付随車なしとはいえど京浜東北線時代の10両編成を思い起こさせる。
▲廃車解体処分となるモハ209-2109。元千マリC605編成の5号車として組み込まれていた車両である。元6両固定編成では車椅子対応トイレを設置しているモハ208形を含むユニット(ハイフン以下偶数)を残したため、トイレが設置されていない側(ハイフン以下奇数)のユニット)が解体処分に。
▲(イメージ)内房線木更津以南、外房線上総一ノ宮以南、鹿島線に投入されたE131系。この区間以外での運用は考慮されていない。ただし2編成を連結し4両編成で運用することは考慮されており、車外と旅客用扉の号車表示ステッカーは貼付されていない。

今回配給輸送された車両は千マリC618編成(6両固定編成・クハ209-2118+モハ209-2135+モハ208-2135+モハ209-2136+モハ208-2136+クハ208-2118)とその中間に組み込まれた元千マリC605編成(クハ209-2105以下6両・現在の千マリC443編成)のモハ209-2109+モハ208-2109元千マリC616編成(クハ209-2116以下6両・現在の千マリC447編成)のモハ209-2131+モハ208-2131の合計10両となっています。このうち千マリC618編成は同系列で最後に2000・2100番台向けに転用改造された編成であり、2013年3月に出場しているため、廃車となるとわずか8年での撤退となります。中間電動車のモハ209-2109+モハ208-2109モハ209-2131+モハ208-2131はいずれも千葉(JO-28,JB-39)発車基準で館山・安房鴨川寄りから2両目と3両目にあたる4号車・5号車に組み込まれていたハイフン以下奇数のユニット2組です。この4両は2012年に転用改造を受けているため、約9年での撤退となりました。

幕張車両センターには編成から抜かれた中間電動車ユニットがいますので、千マリC618編成がどういう運命となるかは分かりませんが、編成組み替えで余剰となった電動車の配給輸送のための役割という可能性があり得そうです。

ちなみに209系で6両固定編成から4両固定編成に短縮された編成は以下の通りです。
元千マリC605編成(クハ209-2105以下6両)→千マリC443編成(クハ209-2105以下4両)
モハ209-2109+モハ208-2109のユニットを抜き取り
元千マリC611編成(クハ209-2111以下6両)→千マリC444編成(クハ209-2111以下4両)
モハ209-2121+モハ208-2121のユニットを抜き取り。
元千マリC613編成(クハ209-2113以下6両)→千マリC445編成(クハ209-2113以下4両)
モハ209-2125+モハ208-2125のユニットを抜き取り。
元千マリC614編成(クハ209-2114以下6両)→千マリC446編成(クハ209-2114以下4両)
モハ209-2127+モハ208-2127のユニットを抜き取り。
元千マリC616編成(クハ209-2116以下6両)→千マリC447編成(クハ209-2116以下4両)
モハ209-2131+モハ208-2131のユニットを抜き取り。
元千マリC620編成(クハ209-2120以下6両)→千マリC448編成(クハ209-2120以下4両)
モハ209-2139+モハ208-2139のユニットを抜き取り。