2022年10月11日、東日本旅客鉄道山手線で乗客を乗せた状態での2路線目のATO運転が開始され、E235系0番台東トウ17編成(クハE235-17以下11両)が外回りの1537G列車(平日37G運用)、東トウ18編成(クハE235-18以下11両)が内回りの1624G列車(平日24G運用)に投入されました。両編成の前面部と乗務員扉の窓には“ATO”のステッカーが貼付されています。
▲E235系0番台東トウ17編成と東トウ18編成がATO運転の対象に選ばれ、東トウ17編成は外回り、東トウ18編成は内回りにそれぞれ充当された。両編成が同じ方向で営業運転をすることもあり得る。
山手線でのATO運転を2編成に選定したのは内回り・外回りでどちらか1本ずつ走らせることを想定したものと思われます。ATO運転開始がいきなり夕方ラッシュ時間帯ということで、不安もありそうなスタートだったと思いますが、徐々に終日運用に慣らしていくものとみられます。年内いっぱいはこの状態で運転されますので、データ収集などが行われているものと思われます。“ATO”のステッカーを貼付した2編成以外については、引き続き運転士による手動運転となっています。黒い山手線とともに見ておきたいところですね。