2022年10月12日

【終電間際の列車がバス代替】小田急電鉄、神奈川県の山王川改修事業による線路切替工事で一部区間運休へ

2022年10月11日、小田急電鉄が小田原線足柄(OH46)~小田原(OH47)間を流れる神奈川県内の二級河川、山王川の改修工事に伴う上り線の久野川橋梁架替工事を実施するため、11月11日(予備日は18日)の深夜の終電間際に新松田(OH41)~小田原間を運休することを発表しました。
▲山王川の改修工事に伴う久野川橋梁架替工事の影響が出るのは終電間際の下り3本だけだが、このうち1本は新宿(OH01)発で新松田まで快速急行、新松田から急行として運転される最終列車である。終電間際ということもあって他社線に振替する場合も一般路線バスがない(運行を終えている)ので注意だ。

山王川改修工事に伴う久野川橋梁架替工事の影響が出る列車は6829レ(小2431←海2334・平日A20運用)、6831レ(小2456←大2348・平日A13運用)、1165レ(小2450←宿2322、松までは3165レ・平日E22運用)の3本です。このうち1165レは新宿始発の小田原行き最終で3165レからの種別変更列車となっています。このため利用の際は十分注意が必要です。工事を予定している11日(同日に工事ができない場合は18日)の小田原行き最終列車は新宿発では1267レ(小2413←宿2241・平日E28運用)、新松田発では7075レ(小2419←松2404・平日A22運用)となります。ちなみに新松田での夜間滞泊は上り3番ホームまたは4番ホームに10両編成1本が留置される(E65運用→E66運用充当車両)のみとなっているため、新松田行きに変更となる3本の充当編成については翌朝の運用の流れを考慮して1番ホーム・2番ホームに6両編成1本・10両編成1本と小田原寄りにある構内折り返し線に6両編成1本を留置するかすべて海老名検車区との臨時回送を設定して出入庫させるものと思われます。今年5月には下り線の線路切り替えが実施されたため、今回はその上り線での実施となりますね。

運休区間では3本の代行バスが設定され、いずれも新松田の北口バスロータリーを発車、うち1本は急行と同じ停車パターンで運行され、開成(OH42)の西口ロータリーに停車、小田原では東口に到着します。それ以外の2本は各駅付近のバス停などに停車、小田原では西口に到着します。各駅停車の代替バスは基本的に駅付近に停車するように配慮されていますが、富水(OH45)・足柄では駅から徒歩5分程度のところから代行バスが発着するため注意が必要です。富水では富水郵便局前バス停、足柄では蛍田(OH45)寄りの蛍田3号踏切付近を発着する予定となっています。2022年4月に箱根登山鉄道バス小田原営業所が担当していた小田原と栢山(OH43)を結ぶ路線バスが廃止となっていることから、代行バスへの乗り遅れがないようにご注意ください。代行バスへ乗車するには新松田から下車駅までの乗車券を自動券売機で購入してください(定期券での利用はできるが、ICカードのみではできない)。