2022年10月28日から29日にかけて、川崎車両株式会社兵庫工場で製造された横浜市交通局ブルーライン4000形通算3編成目の4641Fの6両と、グリーンライン10000形に増結される中間増備車2両の合計8両の甲種輸送が実施されました。
▲3000形1次車(3000A形・全8編成)を置き換えるための増備が続くブルーライン4000形。同形式3編成目の4641Fが10000形中間増備車2両と同時に出場した。両形式が川崎車両株式会社兵庫工場で製造されたという点で両形式まとめての輸送を実現しているようだ。
▲10000形中間増備車は10031Fに組み込まれる10033+10034の2両だ。ブルーラインとグリーンラインの新製車両の同時輸送は初めてだ。10000形10031Fの種別行先案内表示器は3色LED式のままだが、6両固定編成への増強とともにフルカラーLED式に更新されるのだろう。
▲6両固定編成で営業運転に入っている10000形10121F。この6両固定編成の運用は現時点で固定されており、平日は01運用、祝日を除く土曜日は07運用に充当されている。
ブルーライン4000形とグリーンライン10000形中間増備車の同時輸送は今回が初めてのこととなります。これは両形式が川崎車両株式会社で製造されたとあって、それぞれ単独で輸送するよりもコストを抑えられるためと思われます。もしかすると両形式の同時輸送が今後も見られる可能性はありそうです。グリーンラインの10000形中間増備車は車番が10033と10034の2両となっていることから、10031Fに組み込むための車両と思われます。同編成の種別行先案内表示器はフルカラーLED化されていないため、6両固定編成への増強とともに車内案内表示器や種別行先案内表示器の更新などが行われるものと思われます。