2022年10月4日に廃車除籍処分となった小田急電鉄1000形最後の非リニューアル車両で、最後のレーティッシュカラーである1058F(4両固定編成)のデハ1108・クハ1158が19日に車体を分割され、大野総合車両所から北館林荷扱所へ陸送されました。
▲1000形で最後の4両固定編成、レーティッシュカラー最後の1058Fのデハ1108・クハ1158が大野総合車両所を去り北館林荷扱所へ。1000形非リニューアル車両は全車両が廃車除籍処分となり完全消滅したが、1062Fの4両が搬出されていないのが引っかかる。
このうち先頭車のクハ1158は9月3日に同形式オリジナルカラーの1251Fのクハ1251と特別団体専用列車限定で連結されていた車両で、これらの車両を使って通勤形車両として2012年に廃止となって以来、約10年ぶりに分割併合作業を実施していたのが印象的でした。これで1000形のレーティッシュカラーは2009年の登場から約13年間の歴史に幕を下ろしました。1058Fの廃車除籍処分をもって1000形は4両固定編成・10両固定編成のリニューアル車両に統一され、非リニューアル車両は1062Fを除くすべての車両が搬出されたことになります。1000形の動きは落ち着きますが、1062Fの動きだけは注意した方がいいでしょう。
【小田急電鉄1000形の在籍状況】
※2022年10月19日現在 合計98両(1062Fを除く)
※下線部は箱根登山鉄道専任編成(編成禁止ラベルあり)
*4両固定編成…7編成(28両)
内訳…1057F・1063F・1064F・1065F・1066F・1067F・1069F
*10両固定編成…7編成(70両、大規模改造30両)
内訳…1091F・1092F・1093F・1094F・1095F・1096F・1097F
内訳…1091F・1092F・1093F・1094F・1095F・1096F・1097F
※1095F以降は4両固定編成と6両固定編成を改造(1097Fは元1081Fの付随車も活用)。