2022年9月30日、小田急電鉄が11月の土曜休日(23日を除く)限定で夕方前後の小田原(OH47)発着の『さがみ』1往復(0361レ・0070レ、いずれも土曜休日N42N62運用)を箱根登山鉄道箱根湯本(OH51)まで延長運転することを発表しました。
▲通常は小田原発着の0361レ・0070レ(土曜休日N42N62運用)の運転区間が箱根登山鉄道の箱根湯本まで延長され、『さがみ』から『はこね』となるため、号数が変わることに注意(下り臨時はこね69号、上り臨時はこね68号)。両列車にロマンスカー“EXE/EXEα”30000形が充当され、6両固定編成が箱根湯本まで運転される。
通常の『さがみ』は『はこね』を補完する役割の列車ですが、『はこね』と異なり小田原発着となっていて、箱根湯本まで向かう場合は乗り継ぎが必要になります(11番ホーム発着列車に乗り継ぎ)。今回の延長運転は11月3日に約3年ぶりに『箱根大名行列』を開催、パレードの練り歩きが実施されることや、芦ノ湖に映える秋の紅葉が見頃の観光シーズンとなる11月にロマンスカーの乗車利用機会が増えることから、同月23日を除く土曜休日の夕方前後の『さがみ』1往復が箱根湯本発着に延長されます。列車愛称が『さがみ』ではなく『はこね』となるため号数が変更となり、0361レ(小1654←宿1540)は伊勢原(OH36)停車列車であることから、0067レ(土曜休日N32運用)の次となる奇数番号を用いて『臨時はこね69号』(予想列車番号…0869レ・湯1709←宿1540)となり、逆に0070レ(小1734→宿1845)は海老名(OH32)・町田(OH27)に停車するパターンを考慮するところですが、『臨時はこね68号』(予想列車番号…0868レ・湯1717→宿1845)となり、両列車とも箱根湯本以外の追加停車駅はありません。
ではこれがなぜ実現できるのかというと、0361レ(小1654←宿1540)の到着後に回送列車となり、足柄(OH46)の構内留置線に一旦回送されるスジ、0070レ(小1734→宿1845)の再度送り込みとなる回送列車スジを箱根湯本発着に変更したためです。ただし運転経路が変更となるのは6両固定編成側のみで、4両固定編成側は現行通り小田原発着となり、足柄の構内留置線に一旦回送になるものと思われます。11月23日以外の土曜休日ダイヤで、新宿(OH01)を15時40分に発車する列車の特急券を購入される場合は途中停車駅から乗る場合であっても『臨時(はこね)69号』、箱根湯本を17時17分、小田原を16時54分に発車する列車の特急券を購入される場合は途中停車駅から乗る場合であっても『臨時(はこね)68号』の特急券購入希望を申し出てください。本日10時から11月3日分の特急券が発売になりますね。11月3日以降の土曜休日は23日を除き、主要駅の特急券購入窓口には次の特急列車発着の画面がありますので、当該列車のみ新宿15時40分発は『臨時69号』、箱根湯本17時17分発は『臨時68号』と表示されるとは思いますが(愛称は『はこね』となります)、念入りに確認してください。