2022年9月28日から10月1日にかけて川崎車両株式会社兵庫工場を出場し小田急電鉄海老名検車区に甲種輸送されていた5000形5061Fが10月21日に小田原線で性能確認試運転を実施しました。近く営業運転に投入されるものとみられます。
▲2代目5000形5061Fがついに小田原線を足慣らしで走行した。1000形非リニューアル車の完全消滅を待っての性能確認試運転となったようだ。5000形は在籍の11編成のうち半数が川崎車両株式会社(旧川崎重工業)兵庫工場で製造された。
▲1000形最後の非リニューアル車両の1058Fの廃車解体に伴う北館林荷扱所への陸送作業が完了したが、実質は除籍済み(車番が隠された状態)でも搬出されず大野総合車両所に留置が続く4両が1本だけある(1062F、ロゴマークは未撤去)。
5000形5061Fでは甲種輸送の際に新松田(OH41)に到着後は自走で回送されていますので、性能確認試運転という形での試験走行は今回初めてとなります。またホームドアに対応するQRコードおよび3号車サハ5361への子育て応援車両のステッカーは貼付されていませんのでこれらの整備が完了してから営業運転投入ということになりそうです。1000形非リニューアル車で最後まで残っていた1058Fと1251Fが廃車除籍処分ですべて陸送された後の動きということで、5000形投入による置き換えはひとまず落ち着くことになります。
【小田急電鉄5000形の在籍】※2022年10月22日現在
<川崎車両株式会社(旧川崎重工業兵庫工場)>
5051F・5052F・5055F・5056F・5060F・5061F
<総合車両製作所横浜事業所>
5053F・5054F
<日本車両製造豊川製作所>
5057F・5058F・5059F