2022年10月3日

【就役1年で特急に】東日本旅客鉄道の臨時快速『ホリデー快速鎌倉』が臨時特急『鎌倉』として運転を開始

2022年10月1日、東日本旅客鉄道武蔵野線吉川美南(JM-19)と横須賀線鎌倉(JO-07)を結ぶ臨時快速『ホリデー快速鎌倉』を特急列車に格上げした臨時特急『鎌倉』が運転を開始し、初日はE257系5500番台宮オオOM-52編成(クハE257-5509以下5両)が充当されました。
▲E257系5500番台が『ホリデー快速鎌倉』に充当を開始して約1年で臨時特急列車に格上げされて特急『鎌倉』となった。運転日初日は宮オオOM-52編成(クハE257-5509以下5両)が充当された。ただし特急『鎌倉』は土曜休日に臨時で運転される観光特急の役割を果たし、平日朝晩のみ運転の通勤特急の役割を果たす特急『湘南』とは性格が異なる。

臨時快速『ホリデー快速鎌倉』の途中停車駅は越谷レイクタウン(JM-21)、南越谷(JM-22)、南浦和(JM-25)、武蔵浦和(JM-26)、北朝霞(JM-28)、東所沢(JM-30)、新秋津(JM-31)、西国分寺(JM-33)、横浜(JO-13)、大船(JO-09)、北鎌倉(JO-08)でしたが、臨時特急『鎌倉』に格上げされる段階の途中停車駅は南越谷、武蔵浦和、北朝霞、新秋津、西国分寺、横浜、北鎌倉となっています。ホリデー快速時代と比べると越谷レイクタウン、南浦和、東所沢、大船の4駅が停車駅から外れました。越谷レイクタウンは南越谷発着から吉川美南発着に変更されてわずか1年で停車駅から外れ、南浦和は南越谷発着となった2011年から停車駅に追加されましたが、約11年で外れることになりました。なお大船では1990年頃の運転開始当初から約32年間にわたって停車駅となっていましたが、大船の次の停車駅が北鎌倉(JO-08)、その次が鎌倉となっていて、主に横須賀線電車および湘南新宿ライン普通列車で移動できる(わざわざ指定席券を購入して乗るほどの区間ではない)ことから、特急列車化で3駅連続停車を避ける形で外れた可能性があります。『ホリデー快速鎌倉』が特急列車(速達)化されることにより吉川美南始発の時間がホリデー快速時代と比べて約12分繰り上がるほか、4駅分の停車駅削減で鎌倉市内への滞在時間を約16分延長できます(ただし復路は鎌倉発はホリデー快速時代と同じ時刻であることに注意)。なお『ホリデー快速鎌倉』では乗車券のほかに指定席券を必要としていましたが、特急『鎌倉』では乗車券のほかに指定席特急券を必要としますのでご注意を。