2022年10月18日

【今後見られる光景に】相模鉄道12000系12104Fと20000系21104F(8両固定編成)が新横浜線新横浜(SO-52)に初入線

2022年10月16日、相模鉄道12000系12104F(ID-94・10両固定編成)と20000系8両固定編成(21000系)の21104Fが新横浜線で試運転を実施し(表示はいずれも『回送』ですが)、新横浜(SO-52)への初入線を果たしました。
▲新横浜へ頻繁に乗り入れることになる20000系8両固定編成(21000系)。今回は21104Fが試運転に用いられ、新横浜に入線した最初の20000系となる。同系列は8両固定編成だけでなく10両固定編成も新横浜へ乗り入れる予定となっている。
▲通常は羽沢横浜国大(SO-51)から分岐し東日本旅客鉄道方面へ直通するため新横浜へ乗り入れることはあまりないだろうと思われる12000系。今回は12104Fが試運転に用いられ、新横浜に最初に入線した12000系となる。この系列の新横浜入線は直通運転先となる東日本旅客鉄道での輸送障害発生時に新横浜での折り返しを想定したものとみられる。

12000系および20000系列が新横浜線羽沢横浜国大~新横浜間を走行するのは初めてのことと思われます。20000系列は東急電鉄新横浜線を経由して東横線・目黒線に直通するため、新横浜を必ず通ることになります。一方の12000系は通常時では羽沢横浜国大から貨物線へと出るため(約15分かけて横須賀線武蔵小杉(JO-15,JS-15)付近に出て埼京線方面へ直通)、通常は新横浜を通らないものと思われますが、直通運転先で輸送障害が起きたとき相模鉄道との相互直通運転が中止となる際に羽沢横浜国大発着となっていることから、今後は新横浜発着に振替できるよう想定しているものと思われます。12000系が新横浜発着に変更となる際には同系列も羽沢横浜国大~新横浜間を通ることがありそうです(ただし東急電鉄新横浜線へは乗り入れられないため、新横浜折り返しになる)。今回はこれらを想定した試験走行のためと思われます。いずれは東急電鉄の車両が相模鉄道に足を踏み入れてくる日が近くなるのかもしれませんね。

ちなみに15日に川越車両センターで展示された12000系12102Fの返却回送が17日に実施されたほか、20000系21101Fが東京都交通局三田線での試運転を16日に実施していますので、両系列の動きが活発化していますね。