2021年3月28日、小田急トラベル主催による『貸切特急ロマンスカーで行く!小田急線の車庫めぐり ミステリーツアー』が開催され、2編成のみの小田急電鉄ロマンスカー“EXE”30000形のラストナンバー、30057F+30257Fが特別団体専用列車に起用されました。
▲おそらくこれがリニューアル更新工事(“EXEα”への改造)施工前の最後の充当となってしまうのだろうか、ロマンスカー“EXE”30000形の特別団体専用列車が駆け抜けた。相武台前(OH30)では上り本線から転線し、同20番構内留置線に入った。
就役20年を超えた茶色のロマンスカー“EXE”30000形の特別団体専用列車の起用は貴重なものとなりそうです。また久しぶりに多摩線にも入線し(同形式の入線は2018年の“EXEα”の試乗会以来のこと)、喜多見検車区唐木田出張所では撮影会も実施されたものと思われます。本来このツアーは1月に実施予定でしたが、2回目の緊急事態宣言が3月21日まで(1都3県のみ)発令されたために延期となっていました。なおこの次の回ではロマンスカー“MSE”60000形が使用されるものと思われます。なお今回の特別団体専用列車に使用された茶色の“EXE”は2021年度も1編成のリニューアルが予想され、どの編成が対象となるか注目です。
この日は27日早朝に発生した小田急相模原(OH29)での人身事故で、海老名検車区の出庫から送り込み回送中(土曜休日N73運用に充当予定だった)のロマンスカー“MSE”60000形60255Fが巻き込まれてしまい、クハ60255の前面窓ガラス修理のために運用を離脱しているため、28日の土曜休日N75運用が同形式ではなく“EXE/EXEα”で代走となり、結果として特別団体専用列車の30057F+30257Fを含めた全7編成が営業運転に入ったことになります。