2021年3月6日はいよいよ迫るダイヤ改正の直前の最後の週末なので、コロナウィルス感染対策を徹底したうえで東日本旅客鉄道東海道線の『快速アクティー』(一部列車のみ)と185系0番台・200番台が充当される特急『踊り子』の撮り納めをしてきました。まずは出先の茅ヶ崎(JT-10)にて。
E231系1000番台横コツK-03編成+E233系3000番台宮ヤマU222編成。3523E列車。まず最初に今回のダイヤ改正で東京(JT-01)発小田原(JT-16)行きの下り2本のみの運転となる『快速アクティー』。上り快速アクティーは東京行きの3750M列車を含め普通列車に格下げのうえで消滅します。ただし3750M列車から格下げとなる普通列車は上野東京ライン直通列車となり、宇都宮行きの最終となります。
185系0番台宮オオA8編成。3065M列車。池袋(JS-21)からの『踊り子』はラストナンバーでした。2011年に現在のストライプ塗装になってから約10年になりますが。定期運用終了後のA編成・C編成・OM編成の動向が注目されます。
私はここで茅ヶ崎を離れて移動します。続いて戸塚(JT-06,JO-10,JS-10)にて。
E233系3000番台横コツE-74編成+E231系1000番台横コツK-37編成。4822Y列車。移動の際に乗車したのが偶然にもE233系3000番台付属編成のラストナンバーだったのでびっくりしました。横コツE-73編成と横コツE-74編成はドアチャイム鳴動のタイミングが修正されドアチャイムの音色が低音仕様になっていますね。
E231系1000番台宮ヤマU-115編成+宮ヤマU539編成。1578E列車。小山車両センター所属の増備車に出会いました。国府津車両センター所属編成でも制御装置更新車がいるため、更新工事が進むにつれてこの増備車にも広がっていきそうな予感がします。
E217系横クラY-18編成+横クラY-101編成。1072S列車(土曜休日73運用)。E217系をしっかり記録し、これに乗って移動します。
すると戸塚~東戸塚(JO-11,JS-11)間で185系とすれ違いました。先頭車のクハE217-18に乗っていたため慌ててカメラを構えました。よく見ると団体専用列車で見るような6両編成と4両編成が繋がっています。編成を確認すると宮オオB6編成+宮オオC7編成の組成でした。後で調べてみると、特急『踊り子56号』(8056M列車・下1531→東1819)の送り込み回送だということが判明。グリーン車が1両も連結されない普通車オンリーの185系で運用される『踊り子』は珍しいですね。車内から撮影したため、写真に修正をかけています。
付属編成がトップナンバーの横クラY-101編成だったため、後追いでも記録。すでに廃車が進んでいますので、185系の次はE217系に焦点を当てるべきですね。
185系200番台宮オオOM08編成+0番台宮オオC4編成。8029M列車(8079M列車)。見納めとなる185系12両編成の『踊り子』、宮オオOM08編成と宮オオC4編成のペアでした。
E217系横クラY-24編成+横クラY-144編成。869S列車(土曜休日69運用)。保土ヶ谷での撮影の決め手は185系と快速アクティーとE217系を同時に記録できるところです。このためそれ以外の列車は撮影を省略しています。
E231系1000番台宮ヤマU528編成+宮ヤマU18編成。3525E列車。日中時間帯の快速アクティーが無くなるのは寂しいですが、全滅は免れたうえに上野東京ライン直通列車ではなくなります(東京発小田原行きのみ)。ただ夜の下り2本だけというのが何とも言えません…。
E217系横クラY-25編成+横クラY-146編成。923S列車(土曜休日23運用)。付属編成はラストナンバー。付属編成のトップナンバーとラストナンバーに両方出会っている不思議さ。
E231系1000番台宮ヤマU-107編成+宮ヤマU506編成。3522E列車。今度の快速アクティーでも小山増備車に遭遇。たまたまですが『宇都宮線内普通』表示で撮れました。
185系200番台宮オオOM09編成。9022M列車。7両編成の単独の『踊り子』も見納めに。本来ならばこの列車を使って静岡県伊東市の朝摘みイチゴを輸送して販売する予定だったそうですが、イチゴの生育不良で取りやめになったそうです。
E217系横クラY-14編成。1055S列車(土曜休日55運用)。E217系の記録を次々進めていくうちに、あの新型車両が登場します!
E235系1000番台横クラF-04編成+横クラJ-04編成。1013S列車(土曜休日13運用)。ようやく日中時間帯の横須賀線でE235系1000番台を遂にキャッチ。現在のところは運用が平日・土曜休日ともに01・03・05・07に固定されていて13・15にごくまれに入る程度です。平日の運用次第では逗子(JO-06)と久里浜(JO-01)を往復する11H運用に入ることもあります。
せっかくなのでこれに乗車して移動します。写真は11号車のクハE235-1004。
10号車はE217系ではサハE217形0番台ですが、E235系1000番台ではモハE235形1000番台に。付随車(サロを除く)では8号車に変更されています。
車内LCD式旅客案内表示器はE235系0番台よりも大きい21インチ。E233系3000番台などとは異なりグリーン車にも車内LCD式旅客案内表示器が設置されています。
車内の座席は御覧の通り。車端部は優先席のため省略しています。袖仕切り板の形状が変更されたほか(これは房総エリアのE131系にも採用されている)、既存車両のE217系よりも座席が柔らかいため、今まで房総エリアに移動するときにE217系から209系2000・2100番台へと座席の硬い車両同士の乗り継ぎでしたが、今度のダイヤ改正でE131系が営業運転を開始するため、E235系1000番台からE131系へと、座席の柔らかい車両同士の乗り継ぎができるようになります。
10号車モハE235-1004に乗っていた時に2番ドア山側の半自動ドアスイッチの『閉める』の部分が壊れていたのかボタン構造内部がむき出しになっていました。新型車両なのにこれは珍しい。
戸塚で下車し、フルカラーLED式の種別行先案内表示器を撮影。総武快速線千葉(JO-28)からの列車であるため、路線名は『横須賀線・総武線』と記載されており、普通は緑色、快速は橙色、通勤快速は紫色となっています。
E235系1000番台を見送りましたが、3月なので発車後の後部のフルカラーLED式種別行先案内表示器には蒲公英と綿毛のイラストが表示されています。
続いては戸塚からE233系3000番台宮ヤマU620編成+E231系1000番台宮ヤマU63編成の1861E列車に乗って茅ヶ崎に戻ります。
185系200番台宮オオOM04編成。8031M列車。先週(先月27日と28日)は常磐線我孫子(JJ-08)発着の『踊り子』を担当した宮オオOM04編成ですが、この日はそれと同じスジの東京(JT-01)発着の『踊り子』となっています。
E233系3000番台宮ヤマU619編成+宮ヤマU228編成。1553E列車。東海道線下り列車も平塚(JT-11)以西が削減され、毎時2本程度(湘南新宿ライン快速列車を含めると毎時3本程度)が平塚発着になります。このため平塚以西は『踊り子』を除くと特別快速を含めても1時間あたり5本ですから、普通列車のみでは1時間に4本程度となります。日中時間帯の平塚以西はちょっと不便になってしまいますね。
E231系1000番台宮ヤマU520編成+宮ヤマU39編成。3527E列車。快速アクティーの撮り納めはこの列車としました。
E231系1000番台横コツK-20編成+横コツS-27編成。2835Y列車。湘南新宿ラインの快速列車も日中時間帯は平塚発着ですよね。上野東京ライン列車も平塚発着が増えますし、東京発の下り最終列車も平塚行きです。
E233系3000番台宮ヤマU629編成+宮ヤマU235編成。1863E列車。後ろの宮ヤマU235編成は小山車両センター配置の生え抜き編成です。
185系0番台宮オオA5編成+宮オオC1編成。3033M列車(4033M列車)。185系『踊り子』の撮り納めはこれとしました。15両編成で堂々と通過する姿は圧巻ですね。これが見られなくなると寂しいですね…。
E231系1000番台宮ヤマU-590編成+E233系3000番台宮ヤマU219編成。1555E列車。この日は小山増備車で締めました。大船(JT-07)など都心に近いエリアほどファンが集まっていましたが、茅ヶ崎はファンが少なかったためまったり撮影できました。
これはおまけですが、茅ヶ崎は特急『湘南』の停車駅であるため、貨物線ホームは9両編成、旅客線ホームは9両編成と14両編成の停止位置が新たに設定されました。藤沢(JT-08)とともに貨物線経由の列車を含めて特急『湘南』の全列車が停車する予定です。
今後185系がどんな運命を辿るのか注目したいところですね。団体専用列車向けの編成はもう少し残りそうですが、グリーン車組み込み編成は廃車となる可能性がありますし、C編成は可能性的には非常に低いですが、すべて普通車ですから5+5での団体専用列車に、というのもありかなとは思いました。