2021年3月11日

【未曽有の災害】東日本大震災から10年、東北に思いを馳せて…

2011年3月11日、東日本を襲った未曽有の大震災から今年で10年の節目を迎えました。被災地となった東北各地で鎮魂の祈りが行われていることかと思います。今年は2月に大震災の余震で東北新幹線那須塩原~盛岡間が運転見合わせとなるなど、あのときの出来事を思い起こさせることも多かったと思います。
▲(イメージ)今年2月の地震(東日本大震災の余震)で運転を見合わせた東北新幹線。架線柱の被害などで東京~那須塩原間、盛岡以北の区間で折り返し運転を実施した。前者ではすべてが『なすの』として運転され、新幹線各駅に停車した。
▲(イメージ)東北新幹線の代替として奮闘した185系、E653系1000番台新ニイU-101編成、E657系。前者2系列は臨時快速列車として設定され、E657系は定期営業列車『ひたち』の一部の行先をいわきから仙台に延長し、いわき以北を臨時快速列車として運転し、定期営業列車で仙台を発着する列車とともに東北新幹線の代替に一役買った。

今年は昨年から全世界で猛威を振るう新型コロナウィルスと闘うなかで、あの日の記憶を忘れないようにするためにも、今日は東北に思いを馳せて過ごしていこうと思います。東北新幹線は3月13日から一部運休が続いていた『こまち』が運転を再開し、臨時ダイヤでの運転となります。鉄道会社によっては地震発生時刻と同じ14時46分に約1分間列車を止める訓練を行うことがあります。そのときには犠牲者への祈りをささげるとともに、自らの防災への意識を高めていけるような日にしていただきたく思っております。