2021年3月15日、小田急電鉄5000形5055F(10両固定編成)に置き換えられて廃車除籍処分となった8000形8251F(チョッパ制御更新車・6両固定編成)のうち、新宿(OH01)寄りのクハ8251とデハ8201が大野総合車両所より搬出されました。
▲ダイヤ改正が行われて初めての平日となった15日に大野総合車両所から旅立ったクハ8251(写真手前)とデハ8201(写真手前から2両目)。
この編成の廃車除籍処分により、乗り入れる車両を含む通勤形全形式がVVVFインバータ制御の車両になりました。クハ8251の貫通扉が無く板で塞がれていますが、これは別の8000形が人身事故に巻き込まれた際に、貫通扉を廃車となる8251Fのクハ8251から活用したためと思われます。8251Fの廃車で8000形3編成の廃車除籍は完了となり、今後何かしらの事情がない限り、8000形の廃車はないものと思われますが、リニューアルされていない1000形と同形式ワイドドア車の動向が注目されます。なお8000形の在籍数は4両固定編成が16編成、6両固定編成が13編成(在籍両数は142両)となっています。
【8000形の在籍状況】※2021年3月5日現在
4両固定編成…16編成(64両) 6両固定編成…13編成(78両) 合計142両
《4両固定編成》16編成(64両)
8051F・8052F・8053F・8054F・8055F・8056F・8057F・8058F・8059F・8060F・8061F・8062F・8063F・8064F・8065F・8066F
《6両固定編成》13編成(78両)
8252F・8253F・8254F・8256F・8257F・8258F・8259F・8260F・8261F・8262F・8263F・8265F・8266F
【廃車除籍済編成】3編成(18両)
《4両固定編成》0編成(0両)
《6両固定編成》3編成(18両)
8251F・8255F・8264F
※8264Fは踏切事故による廃車
【8251Fの編成組成】※左側が新宿(OH01)寄り
クハ8251+デハ8201+デハ8301+デハ8401+デハ8501+クハ8551